Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編
ここでは,J2EEリソースのデータソース(SimpleJTAまたはFullJTA)の,稼働情報の監視方法および監視情報について説明します。稼働情報監視は,運用で必要と判断される場合に操作します。
データソースの稼働情報監視は,[論理サーバの運用監視]画面のデータソースノードで操作できます。[論理サーバの運用監視]画面のサーバビューでのデータソースノードの位置づけを次に示します。
論理サーバの運用監視
│
└─<運用管理ドメイン名>
│
:
│
├─論理J2EEサーバ
│ ├─J2EEサーバ
│ │ └─<J2EEサーバ名>
│ │ │
│ │ :
│ │ │
│ │ ├─リソース
│ │ │ ├─<データソース名>
│ │ │ └─<リソースアダプタ名>
│ │ :
│ │
│ └─J2EEサーバクラスタ
│ └─<J2EEサーバクラスタ名>
│ └─<J2EEサーバ名>
│ └─以下,上記の<J2EEサーバ名>の構成と同じです。
:
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- 参考
- ここでは,データソースノードについて説明しています。データソースノード以外の「論理サーバの運用監視」のサーバビューのノードについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「13.1.2 「論理サーバの運用監視」のサーバビューの構成」を参照してください。
サーバビューに表示されるデータソースノードでは,選択したJ2EEサーバのJ2EEリソースのデータソース(SimpleJTAまたはFullJTA)を対象にした稼働情報の監視ができます。それぞれのデータソースで監視できる情報には次の種類があります。
- データソース(基本情報)
- データソース(稼働情報)
データソース(SimpleJTAまたはFullJTA)で監視できる項目を一覧で示します。
表2-37 データソース(SimpleJTAまたはFullJTA)で監視できる項目
監視の対象 |
監視できる項目 |
リソース |
データソース(SimpleJTA) |
基本情報
- リソース名
- リソースタイプ
- 説明
- 認証タイプ
- ログインタイムアウト
- ユーザID
- コネクションプール
稼働情報
- リソース名
- プール現在値(総数)
- 使用中のコネクション数
- 未使用のコネクション数
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データソース(FullJTA) |
基本情報
- リソース名
- リソースタイプ
- 説明
- ログインタイムアウト
- ユーザID
- コネクションプール
稼働情報
- リソース名
- プール現在値
- 使用中のコネクション数
- 未使用のコネクション数
- getConnection()メソッドの実行時間
- getXAConnection()メソッドの実行時間
- getConnection()メソッドの失敗回数
- ConnectionでFATALエラーが発生した回数
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- <この項の構成>
- (1) データソースの稼働情報監視(基本情報)
- (2) データソースの稼働情報監視(稼働情報)
J2EEリソースのデータソース(SimpleJTAまたはFullJTA)の稼働に関する初期設定値を表示できます。
画面の表示手順を次に示します。
- 運用管理ポータルで,[論理サーバの運用監視]アンカーをクリックします。
- [サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<J2EEサーバ名>]−[リソース]−[<データソース名>]をクリックします。
- [基本情報]タブをクリックします。
画面での操作はありません。
画面に表示される項目について説明します。
表示される項目は,リソースタイプがSimpleJTAかFullJTAかで異なります。
- データソースがSimpleJTAの場合
- DataSource
- リソース名
- リソースタイプ(DataSourceと表示される)
- 説明
- 認証タイプ
- ログインタイムアウト(単位:秒)
- ユーザID
- コネクションプール
最大値
最小値
- データソースがFullJTAの場合
- DataSource
- リソース名
- リソースタイプ(DataSourceFullJTAと表示される)
- 説明
- ログインタイムアウト(単位:秒)
- ユーザID
- コネクションプール
最大値
最小値
J2EEリソースのデータソース(SimpleJTAまたはFullJTA)の稼働中の統計情報を監視できます。
画面の表示手順を次に示します。
- 運用管理ポータルで,[論理サーバの運用監視]アンカーをクリックします。
- [サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<J2EEサーバ名>]−[リソース]−[<データソース名>]をクリックします。
- [稼働情報]タブをクリックします。
画面での操作はありません。
画面に表示される項目について説明します。
表示される項目は,リソースタイプがSimpleJTAかFullJTAかで異なります。
- リソースタイプがSimpleJTAの場合
- DataSource
- リソース名
- プール現在値(総数)
- 使用中のコネクション数
- 未使用のコネクション数
- リソースタイプがFullJTAの場合
- DataSource
- リソース名
- プール現在値(総数)
- 使用中のコネクション数
- 未使用のコネクション数
- getConnection()メソッドの実行時間
N秒平均値(単位:ミリ秒)
最大値(単位:ミリ秒)
最小値(単位:ミリ秒)
- getXAConnection()メソッドの実行時間
N秒平均値(単位:ミリ秒)
最大値(単位:ミリ秒)
最小値(単位:ミリ秒)
- getConnection()メソッドの失敗回数
- ConnectionでFATALエラーが発生した回数
- 注
- 「N秒」とは[サンプリング時間]で設定した時間を表します。
- [最新の情報に更新]アンカー
- 画面を最新の情報に更新します。
- 画面は時間の経過とともに変わります。常に最新の状態でご参照ください。
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