Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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2.7.1 チューニング項目

ベーシックモードで使用できるパフォーマンスチューニングを次の表に示します。

表2-34 ベーシックモードで使用できるパフォーマンスチューニング

チューニング項目 使用可否 参照先※1
同時実行数の最適化 リクエスト処理スレッド数(インプロセスHTTPサーバ使用時) 8.3.3
Webアプリケーションの同時実行数 URLグループ単位 8.3.4
Webアプリケーション単位
Webコンテナ単位
Enterprise Beanの同時実行数 Stateless Session Beanの同時実行数 8.3.5
Stateful Session Beanの同時実行数
Entity Beanの同時実行数
Message-driven Beanの同時実行数
CTMで制御する同時実行数 8.3.6
Enterprise Beanの呼び出し方法の最適化 ローカルインタフェースの使用 8.4.1
リモートインタフェースのローカル呼び出し機能の使用 8.4.2
リモートインタフェースの参照渡し機能の使用 8.4.3
データベースアクセス方法の最適化 コネクションプーリング 8.5.1
ステートメントプーリング ×
タイムアウトの設定 Webフロントシステムでのタイムアウト Webサーバ側で設定するクライアントからのリクエスト受信,およびクライアントへのデータ送信のタイムアウト 8.6.2
リダイレクタ側で設定するWebコンテナへのデータ送信のタイムアウト
リダイレクタ側で設定するWebコンテナからのデータ受信のタイムアウト
Webコンテナ側で設定するリダイレクタからのデータ受信のタイムアウト
Webコンテナ側で設定するリダイレクタへのデータ受信のタイムアウト
バックシステムでのタイムアウト EJBクライアント側で設定するEnterprise Beanのリモート呼び出し(RMI-IIOP通信)とJNDIによるネーミングサービス呼び出しのタイムアウト 8.6.3
EJBクライアント側で設定するCTMからEnterprise Bean呼び出しのタイムアウト
EJBコンテナ側で設定するデータベースのトランザクションタイムアウト(DB Connectorを使用した場合) ※2 8.6.4
データベースのタイムアウト 8.6.6
J2EEアプリケーションのメソッドタイムアウト 8.6.7
Webアプリケーションの動作の最適化 静的コンテンツとWebアプリケーションの配置の切り分け 8.7.1
静的コンテンツのキャッシュ 8.7.2
リダイレクタによるリクエストの振り分け 8.7.3
CTMの動作の最適化 CTMドメインマネジャおよびCTMデーモンの稼働状態を監視する間隔の設定 8.8.1
負荷状況監視間隔の設定 8.8.2
CTMデーモンのタイムアウト閉塞の設定 8.8.3
CTMで振り分けるリクエストの優先順位の設定 8.8.4
そのほかの項目のチューニング Persistent Connectionについてのチューニング 8.9

(凡例)○:使用できる。 ×:使用できない。 −:該当しない。

注※1
マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の節または項を参照してください。

注※2
ベーシックモードの場合,CMTを使用するときのトランザクションのタイムアウトは,Enterprise Bean,インタフェースまたはメソッドの属性では設定できません。ベーシックモードの場合,CMTを使用するときのトランザクションのタイムアウトは,usrconf.propertiesで定義してください。

これらのチューニング項目のうち,ベーシックモードで使用できる機能や,チューニングパラメタの異なるものについて説明します。