Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

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付録A.3 インプロセスHTTPサーバが返すエラーステータスコード

クライアントからのリクエストのサイズが上限値を超えたり,値が不正だったりした場合,インプロセスHTTPサーバはエラーステータスコードを返します。インプロセスHTTPサーバが返すエラーステータスコードとエラーステータスコードを返す条件を次の表に示します。

表A-6 インプロセスHTTPサーバが返すエラーステータスコードと条件

エラーステータスコード エラーステータスコードを返す条件
400 Bad Request リクエストの状態が次のどれかの場合,エラーステータスコード400が返ります。
  • リクエストのHTTPのバージョンが1.1で,Hostヘッダがない場合
  • リクエストのHostヘッダのポート番号が不正な場合
  • リクエストヘッダのサイズが上限値を超えた場合
  • リクエストヘッダの数が上限値を超えた場合
  • リクエストURIが不正な場合
  • リクエストURIのデコードに失敗した場合
  • リクエストURIを正規化できなかった場合
  • リクエストのContent-Lengthヘッダの値が2147483647より大きい,または0より小さい場合
  • リクエストのContent-Lengthヘッダの値が数値以外の場合
  • リクエストのContent-Lengthヘッダが複数指定されている場合
  • リクエストラインのHTTPのバージョンがサポートされていない場合
403 Forbidden web.xmlの<transport-guarantee>要素で,INTEGRALまたはCONFIDENTIALが設定されているリソースにhttpでアクセスされた場合,エラーステータスコード403が返ります。
405 Method Not Allowed 許可しないHTTPメソッドからアクセスがあった場合,エラーステータスコード405が返ります。
413 Request entity too large リクエストボディのサイズが上限値を超えた場合,エラーステータスコード413が返ります。
414 Request-URI too large リクエストラインの長さが上限値を超えた場合,エラーステータスコード414が返ります。
500 Internal Server Error リダイレクト機能によってステータスコード200でファイルを返す際にファイルの読み込みに失敗した場合,エラーステータスコード500が返ります。
501 Not implemented リクエストのtransfer-encodingヘッダの値が,サポートされていない場合に,エラーステータスコード501が返ります。
503 Service Unavailable 流量制御の上限を超えてリクエスト処理を実行しようとした場合,エラーステータスコード503が返ります。