Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)
ここでは,タグの属性値に指定するExpressionに関する注意事項,JSPトランスレーション下位互換機能の使用有無によるJSPのコンパイルの動作の差異,およびJSPトランスレーション下位互換機能の定義について説明します。
タグの属性値にExpressionを指定する場合,「"<%= scriptlet_expr %>"」または,「'<%= scriptlet_expr %>'」と指定します。
タグの属性値が,「"<%=」(または「'<%=」)で開始していて「%>"」(または「%>'」)で終了していない場合,07-00より前のバージョンでは,「"」(または「'」)で囲まれた値を文字列として扱います。例えば,「%>」と「"」の間に,任意の文字列がある場合は,「"」で囲まれた値を文字列として扱います。しかし,07-00以降のバージョンでは,「%>"」(または「%>'」)を属性値の末尾として扱うため,JSPトランスレーション時にエラーになります。
タグの属性値が,「"<%=」(または「'<%=」)で開始していて「%>"」(または「%>'」)で終了していない場合は,必ずJSPトランスレーション下位互換機能を設定してください。
07-00以降のバージョンで,JSPトランスレーション下位互換機能を使用するときと使用しないときの,コンパイルの動作の差異を次に示します。
JSPトランスレーション下位互換機能の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に次のパラメタを指定します。
簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2012, 2015, Hitachi, Ltd.