Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド

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7.4.7 障害マークの設定と設定解除

<この項の構成>
(1) 仮想サーバグループへの障害マークの設定
(2) 仮想サーバグループからの障害マークの設定解除

(1) 仮想サーバグループへの障害マークの設定

仮想サーバグループに障害マークを設定する機能です。障害が発生している仮想サーバグループがどれかを明示的に示したいときに使用します。

障害マークは,自動的に設定されたり,設定を自動的に解除されたりしません。仮想サーバグループの操作に失敗した場合や,仮想サーバグループ内の仮想サーバの実ステータスと論理ステータスが異なる場合など,仮想サーバグループに障害が発生していると判断したときに,必要に応じて設定してください。障害マークを設定した仮想サーバグループでも処理を実行できますが,次の処理を実行すると,警告メッセージが出力されます。

なお,障害マークの有無は,「7.4.6(2) 管理ユニットまたは仮想サーバグループごとの状態取得」機能で確認できます。

●実行方法

実行できるユーザ
  • 仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
  • システム構築者アカウントを持つユーザ

実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
vmiunitコマンドのサブコマンド「mark」を実行します。
●実行結果

仮想サーバグループに障害マークが設定されます。また,障害マークの設定情報として,指定されたコメントと,機能が実行された時刻(障害マークの設定時刻)が記憶されます。

(2) 仮想サーバグループからの障害マークの設定解除

仮想サーバグループから障害マークの設定を解除する機能です。障害マークを設定した仮想サーバグループが障害から回復したときに使用します。

●実行方法

実行できるユーザ
  • 仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
  • システム構築者アカウントを持つユーザ

実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
vmiunitコマンドのサブコマンド「unmark」を実行します。
●実行結果

仮想サーバグループから障害マークの設定が解除されます。