管理ユニットに属する仮想サーバを一括で起動して，業務を開始します。また，管理ユニットに属する仮想サーバを一括で停止して，業務を停止します。

ポイント

作業を実施するユーザ：システム構築者

ここでは，管理ユニット「gyoumu_a」を起動・停止する手順について説明します。

●管理ユニットの起動

管理ユニットに属する仮想サーバすべてを一括で起動して，業務を開始します。

負荷分散機を利用している場合は，管理ユニットを閉塞解除する必要があります。管理ユニットの閉塞解除は，次のどちらかのコマンドで実施します。

• -lbオプションを指定して管理ユニットの起動コマンド（vmiunitコマンドのサブコマンド「start」）で実行する
• 管理ユニットを起動したあとに，管理ユニットの閉塞解除コマンド（vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」）を実行する

管理ユニットを起動する手順について説明します。ここでは，負荷分散機を利用している場合の例として，起動してから，vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」で閉塞解除する手順を示します。

1. 管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
2. vmiunitコマンドのサブコマンド「start」を使用して，管理ユニットに属する仮想サーバ上のアプリケーションサーバを起動し，業務を開始します。
   コマンドの実行例を次に示します。
   

   vmiunit start -unit gyoumu_a

3. vmiunitコマンドのサブコマンド「unblock」を使用して，管理ユニットを閉塞解除します。
   コマンドの実行例を次に示します。
   

   vmiunit unblock -unit gyoumu_a

●管理ユニットの停止

管理ユニットに属する仮想サーバすべてを一括で停止して，業務を停止します。

負荷分散機を利用している場合は，管理ユニットを閉塞する必要があります。管理ユニットの閉塞は，次のどちらかのコマンドで実施します。

• 管理ユニットを停止する前に，管理ユニットの閉塞コマンド（vmiunitコマンドのサブコマンド「block」）を実行する
• -lbオプションを指定して管理ユニットの停止コマンド（vmiunitコマンドのサブコマンド「stop」）で実行する

管理ユニットを停止する手順について説明します。ここでは，負荷分散機を利用している場合の例として，vmiunitコマンドのサブコマンド「block」で閉塞してから停止する手順を示します。

1. 管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
2. vmiunitコマンドのサブコマンド「block」を使用して，管理ユニットに属する仮想サーバすべてを閉塞します。
   コマンドの実行例を次に示します。
   

   vmiunit block -unit gyoumu_a

3. vmiunitコマンドのサブコマンド「stop」を使用して，管理ユニットに属する仮想サーバ上のアプリケーションサーバを停止し，業務を停止します。
   コマンドの実行例を次に示します。
   

   vmiunit stop -unit gyoumu_a

   ポイント

   vmiunitコマンドのサブコマンド「block」で管理ユニットを閉塞している場合は，閉塞対象の管理ユニットに属する仮想サーバに対する業務の利用が終了するのを待ってから，管理ユニットを停止することをお勧めします。