Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引
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(英字)
- EJB(Enterprise Java Beans)
- ビジネスアプリケーション向けに拡張したJavaオブジェクトの仕様です。
- CosminexusのWebサービスは,POJOの範囲の仕様でも,EJBの範囲の仕様でも作成できます。
- EJBのWebサービスの開発では,EJBプロジェクトを使用します。
- JAX-WS API
- JAX-WS 2.1仕様で提供されているAPIです。ハンドラフレームワークなどの機能を追加する場合に使用します。
- JAX-WSエンジン
- JAX-WS 2.1仕様に対応したWebサービスの通信基盤となるエンジンです。Webサービスクライアント側およびWebサービス側に配置され,送受信されたSOAPメッセージのマーシャル/アンマーシャルをする役割を果たします。
- JAX-WS機能
- JAX-WS 2.1仕様に対応したWebサービスを開発,実行するための機能です。Webサービス開発用のコマンドラインインタフェース,およびWebサービス実行用の通信基盤を提供します。
- POJO(Plain Old Java ObjectまたはPlain Ordinary Java Object)
- Javaの仕様範囲で作成するJavaオブジェクトを示す用語です。
- CosminexusのWebサービスは,POJOの範囲の仕様でも,EJBの範囲の仕様でも作成できます。
- POJOのWebサービスの開発では,Webプロジェクトを使用します。
- SOAP(Simple Object Access Protocol)
- HTTPなどの通信プロトコルを下位に持ち,ネットワークを経由したオブジェクト間の通信を規定したプロトコルです。リモートマシン上のオブジェクトに対するアクセスには,XMLの技術を利用したSOAPメッセージを利用します。
- SOAPアプリケーション
- Cosminexusの既存機能であるSOAPアプリケーション開発支援機能で開発されたWebサービス用のアプリケーションです。
- SOAPアプリケーションについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。
- SOAPアプリケーション開発支援機能
- Cosminexusが提供する,SOAPアプリケーションを開発するための機能です。SOAPアプリケーション開発支援機能では,開発支援コマンドを使用してSOAPアプリケーションを開発できます。
- SOAPアプリケーション開発支援機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。
- SOAPエンベロープ
- SOAPメッセージの要素です。メッセージのいちばん外側の要素で,SOAPヘッダとSOAPボディという子要素を持ちます。
- SOAPヘッダ
- SOAPメッセージの要素です。SOAPヘッダでは,メッセージ処理のあて先,およびメッセージ処理が必須かどうかを指定します。
- SOAPボディ
- SOAPメッセージの要素です。SOAPボディに送信するメッセージの内容を記述します。
- SOAPメッセージ
- SOAPプロトコルでオブジェクト間の送受信に使用するメッセージです。SOAPメッセージは,SOAPエンベロープ,SOAPヘッダ,およびSOAPボディという要素で構成されます。
- Webサービス
- Web関連の技術を利用して,ネットワークを介して提供されるプログラム(サービス)です。Webサービスの基礎となる技術には,SOAP,WSDL,およびUDDIなどがあります。
- CosminexusのWebサービスは,次のどちらの仕様範囲でも作成できます。
- POJO
既存の仕様範囲でJavaオブジェクトを作成する方法です。
- EJB
ビジネスアプリケーション向けに拡張したJavaオブジェクトの仕様です。
- Webサービスクライアント
- Webサービスを利用するクライアントプログラムです。Webサービスの開発では,コマンドで自動生成されたクラスを利用して,Webサービスを呼び出す処理を記述します。
- Webサービス実装クラス
- Webサービスの実装に当たるプログラムです。Webサービスの開発では,コマンドで自動生成されたクラスを利用して,Webサービスの実装を記述します。
(カ行)
- 共通定義ファイル
- システム共通の動作を設定するための定義ファイルです。
- コマンド
- このマニュアルでは,Webサービスの開発時に使用するcjwsimportコマンドおよびaptコマンドをコマンドと総称して表記しています。
- コンテキストルート
- コンテキストのルートパスです。コンテキスト内のWebアプリケーションにアクセスするときにURL上に指定します。コンテキストパスとも呼びます。
(サ行)
- 自動生成クラス
- cjwsimportコマンドおよびaptコマンドを実行したときに生成されるJavaクラスを表します。
- スケルトン
- SOAPサービスに対する静的なインタフェースです。Webサービス側にデプロイし,Webサービスクライアント側との送受信の処理を隠蔽します。
- スタブ
- WebサービスクライアントからのリクエストをJAX-WSエンジンに渡し,JAX-WSエンジンからの戻り値を返す働きを持つインタフェースです。Webサービスクライアント側にデプロイし,Webサービス側との送受信の処理を隠蔽します。
(タ行)
- デプロイ
- 作成したJavaプログラムを利用できる状態にする手続きのことをいいます。EARファイルをデプロイすることで,Webサービスとして利用できるようになります。
- 添付ファイル付きSOAPメッセージ
- SOAPヘッダやSOAPボディに加えて,任意のファイルが添付されたSOAPメッセージです。
- 動作定義ファイル
- 共通定義ファイルおよびプロセス別の定義ファイルの総称です。ログ出力やタイムアウトなど,JAX-WSエンジンの動作を設定する場合に定義します。
(ナ行)
- 名前空間
- XML文書内で同じ名前を持つ要素や属性が,異なる意味を表すために定義する識別子です。
(ハ行)
- ハンドラフレームワーク
- SOAPメッセージを送受信するときに,JAX-WSエンジン内で処理をインターセプトして,処理を追加する機能(フレームワーク)です。WebサービスクライアントとWebサービス実装クラスの間に複数のハンドラを追加し,Webサービスの機能を拡張できます。
- プロセス別の定義ファイル
- プロセス固有の動作を設定する必要がある場合に作成する定義ファイルです。
(ヤ行)
- ユーザ定義例外
- Webサービスの開発者が,Webサービスの処理で独自に実装する例外のことです。必要に応じてWebサービスの処理でスローします。
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