Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引
ストリーミングを使用しているときに添付ファイルを含むMIME Multipart/Related構造のSOAPメッセージを受信する場合,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上ではなく,一時ファイルに出力する場合があります。SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するか,一時ファイルに出力するかは,parseEagerlyに指定した値とMIMEボディのサイズによって決まります。
SOAPメッセージに含まれるMIMEボディの出力先を次の表に示します。
表22-2 SOAPメッセージに含まれるMIMEボディの出力先
| 項番 | parseEagerlyに指定した値 | MIMEボディのサイズ | MIMEボディの出力先 |
|---|---|---|---|
| 1 | true | しきい値※より大きい | メモリ上に展開しないで,一時ファイルに出力します。 |
| 2 | しきい値※以下 | 一時ファイルに出力しないで,メモリ上に展開します。 | |
| 3 | false | なし | 一時ファイルにも出力しないで,メモリ上にも展開しません。 |
SOAPメッセージに含まれるMIMEボディを一時ファイルに出力するかどうかは,各MIMEパートにあるMIMEボディについて判定して決定します。受信する添付ファイルを含むMIME Multipart/Related構造のSOAPメッセージに,ルートパートが一つ,添付ファイルパートが二つ存在する場合,一時ファイルを出力するかどうかの判定は3回実行します。
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