Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引
wsdl:import要素の書式例を次に示します。
<wsdl:import namespace="インポート対象のWSDL定義の名前空間名" location="インポート対象のWSDL定義のロケーション"/> |
wsdl:import要素の属性について,それぞれ説明します。
インポート対象のWSDL定義の名前空間名を指定します。
インポート元のWSDL定義に記述するwsdl:import要素のnamespace属性には,インポート対象のWSDL定義の名前空間名(wsdl:definitions要素のtargetNamespace属性)と同じ名前空間名を指定してください。
インポート元のWSDL定義の名前空間と,インポート対象のWSDL定義の名前空間の関係を次の表に示します。
表17-1 WSDL定義の名前空間の関係(インポート元/インポート対象)
| 項番 | インポート元のWSDL定義 | インポート対象のWSDL定義 | 条件 | 実行時の動作 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | wsdl:import要素のnamespace属性 | wsdl:definitions要素のtargetNamespace属性 | 一致 | 正常終了します。 |
| 2 | 不一致 | 標準エラー出力とログに警告メッセージが出力され,処理が続行されます(KDJW51191-W)。 インポート対象のWSDL定義およびインポート元のWSDL定義の要素は,それぞれの名前空間に属します。 |
||
| 3 | wsdl:definitions要素のtargetNamespace属性 | 一致 | 標準エラー出力とログに警告メッセージが出力され,処理が続行されます(KDJW51192-W)。インポート対象のWSDL定義およびインポート元のWSDL定義の要素は,同じ名前空間に属します。 | |
| 4 | 不一致 | 正常終了します。 |
インポート対象のWSDL定義のロケーションを指定します。
location属性に指定する文字列の条件を次に示します。
location属性の記述例を次の表に示します。
表17-2 location属性の指定例(WSDLインポート機能)
| 項番 | 指定内容 | 指定例 |
|---|---|---|
| 1 | ローカルにあるWSDLファイルを相対パスで指定※1 | ./wsdl/input.wsdl |
| 2 | ローカルにあるWSDLファイルをURL(file://〜)で表現する絶対パスで指定※1※2 | file:///C:/tmp/wsdl/input.wsdl |
| 3 | リモートにあるWSDLファイルをURL(http:〜)で指定※3 | http://example.com:8080/fromjava/test?wsdl |
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