Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引
javax.xml.ws.WebFaultアノテーションは,戻り値のマッピングをカスタマイズするときに使用できます。
javax.xml.ws.WebFaultアノテーションを使用したカスタマイズ例を次の図に示します。
図13-23 javax.xml.ws.WebFaultアノテーションを使用したカスタマイズ例
name要素は,フォルトbeanからマッピングするグローバル要素のローカル名をカスタマイズするときに使用します。
name要素は半角英数字とアンダースコア(_)で指定します。それ以外の文字を指定した場合の動作は保証されません(エラーメッセージは出力されません)。
targetNamespace要素は,フォルトbeanからマッピングするグローバル要素の名前空間をカスタマイズするときに指定します。
targetNamespace要素には,http://またはurn:のプロトコルを名前空間として指定します。指定できる名前空間の形式および文字列を示します。
表13-24 名前空間に記述できる文字列の条件(javax.xml.ws.WebFault)
| 項番 | 条件 | 不正な文字列の例 | 不正な文字列を指定した場合の動作 |
|---|---|---|---|
| 1 | 半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)だけを使用した文字列 | http://日立.com http://133.145.224.19/ http://[1080:2C14;D30:BA04:275:806:270C:418A]/ |
動作は保証されません(エラーメッセージは表示されません)。 |
| 2 | Javaの予約語以外の文字列 | http://hitachi.com/abstract | 動作は保証されません。 |
| 3 | 先頭が数字でない文字列 | http://1hitachi.com |
faultBean要素は,生成するフォルトbeanのクラス名を完全修飾名で指定します。ラッパ例外クラスが,javax.xml.ws.WebFaultアノテーションおよびフォルトbeanを返すgetFaultInfoメソッドを持つ場合,faultBean要素を指定しても,フォルトbeanは生成されません。
faultBean要素を指定するときの注意事項について説明します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2011, Hitachi, Ltd.