Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド

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21.7.2 Entity Bean属性設定ページ

エディタエリアには,[エレメント]と[エレメントの詳細]が表示されています。[エレメントの詳細]に,編集するEntity Bean属性のプロパティページが表示されます。

エディタエリアの[エレメント]のツリーのノードを選択すると,エディタエリアの表示が切り替わります。

Entity Bean属性ファイルには,次のプロパティページがあります。

注意事項
プロパティページで,設定が必須の項目には「*」が付与されています。
<この項の構成>
(1) Entity Beanのプロパティページ
(2) ランタイムのプロパティページ
(3) そのほかのプロパティページ

(1) Entity Beanのプロパティページ

Entity Beanのプロパティページを次に示します。

図21-94 Entity Beanのプロパティページ

[図データ]

表21-76 Entity Beanのプロパティページの設定項目

項目 必須/任意 説明 対応するタグ
説明 × 説明を指定します。 <description>
説明
</description>
表示名 表示名が表示されます。 <display-name>
表示名
</display-name>
永続性管理種別 永続性管理種別が表示されます。
永続性管理種別が「Bean」の場合は,[Bean]が表示されます。
永続性管理種別が「Container」の場合は,[Container]が表示されます。
<persistence-type>
永続性管理種別
</persistence-type>
プライマリー・キー・クラス 単一プライマリキーまたは複合プライマリキーとして指定できるクラスまたはインタフェースを指定します。
永続性管理種別が「Bean」の場合は,具象クラス,抽象クラスおよびインタフェースが指定できます。
永続性管理種別が「Container」の場合は,具象クラスだけが指定できます。
  • 単一プライマリキーの場合
    次のクラスを選択します。
    java.lang.Boolean
    java.lang.Byte
    java.lang.Character
    java.lang.Short
    java.lang.Integer
    java.lang.Long
    java.lang.Float
    java.lang.Double
    java.lang.String
    java.lang.Object
  • 複合プライマリキーの場合
    次のクラスまたはインタフェースを指定します。
    クラスの場合
    「java.lang.Object」
    「java.io.Serializable」を実装し,「boolean equals(Object obj)」と「int hashCode()」をオーバーライドしたクラス(親クラスが「java.io.Serializable」を実装していてもよい)
    インタフェースの場合
    インタフェースを実装するクラスが「java.io.Serializable」を実装し,「boolean equals(Object obj)」と「int hashCode()」をオーバーライドしたクラス(親クラスがjava.io.Serializableを実装していてもよい)
<prim-key-class>
プライマリキークラス
</prim-key-class>
再帰呼び出しが可能 再帰呼び出しが可能かどうかを指定します。
指定できる値を次に示します。
  • True
  • False
<reentrant>
再帰呼び出しが可能
</reentrant>
開始・停止順 × 開始・停止順を「0」から「2147483647」の整数で指定します。
指定がない場合,「10」が仮定されます。
<start-order>
開始・停止順
</start-order>

(凡例) ○:必須 ×:任意 −:変更不可


(2) ランタイムのプロパティページ

ランタイムのプロパティページを次に示します。

図21-95 ランタイムのプロパティページ

[図データ]

表21-77 ランタイムのプロパティページの設定項目

項目 必須/任意 説明 対応するタグ
ルックアップ名 クライアントからEJBをルックアップする場合に使う名前を指定します。
最大255文字で指定してください。
指定できる文字は,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),およびピリオド(.)です。
名前の先頭や末尾にピリオドは指定できません。
<lookup-name>
ルックアップ名
</lookup-name>
別名 × 別名を指定します。
最大255文字で指定してください。
指定できる文字は,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),ピリオド(.),ハイフン(-),および区切り文字としてスラッシュ(/)です。
サーバで,usrconf.propertiesファイルのejbserver.cui.optionalname.enabledキーにtrueに設定されていていない場合,指定した別名は無効となります。
また,次の文字列は使用できません。
  • 「/」だけ,または「/」が連続している文字列
  • 先頭または末尾に「.」および「/」が指定されている文字列
  • 「/」の前や後に「.」が指定されている文字
  • 「HITACHI_EJB」で始まる文字列
<optional-name>
別名
</optional-name>
ローカル・インターフェースの別名 × ローカルインタフェースの別名を指定します。
指定できる文字は,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),ピリオド(.),ハイフン(-),および区切り文字としてスラッシュ(/)です。
また,次の文字列は使用できません。
  • 「/」だけ,または「/」が連続している文字列
  • 先頭または末尾に「.」および「/」が指定されている文字列
  • 「/」の前や後に「.」が指定されている文字
  • 「HITACHI_EJB」で始まる文字列
<local-optional-name>
ローカルインタフェースの別名
</local-optional-name>
インスタンスの最大数 インスタンスの最大数を,「0(無制限)」または「1」から「2147483647」の整数で指定します。 <maximum-instances>
インスタンスの最大数
</maximum-instances>
プール内のインスタンスの最小数 プール内のインスタンスの最小数を,「0(無制限)」または「1」以上の整数で指定します。ただし,[プール内のインスタンスの最小数]は[プール内のインスタンスの最大数]に指定した値以下の値を設定してください。 <minimum>
プール内のインスタンスの最小数
</minimum>
プール内のインスタンスの最大数 プール内のインスタンスの最大数を,「0(無制限)」または「1」以上の整数で指定します。ただし,[プール内のインスタンスの最大数]は[プール内のインスタンスの最小数]に指定した値以上の値を設定してください。
また,[プール内のインスタンスの最大数]は[インスタンスの最大数]に指定した値以下の値を設定してください。
<maximum>
プール内のインスタンスの最大数
</maximum>
データのキャッシュ方法 データのキャッシュ方法を指定します。
指定できる値を次に示します。
  • full-caching
  • caching
  • no-caching
<caching-model>
データのキャッシュ方法
</caching-model>
EJBオブジェクトの存在時間 × EJBオブジェクトの存在時間を「0(秒)」から「2147483647(秒)」の整数で指定します。
「0」を指定した場合,タイムアウトが実行されません。
指定がない場合,「0」が仮定されます。
<entity-timeout>
EJBノードの存在時間
</entity-timeout>
参照渡しの設定 × Bean単位でのデータの参照渡しを行うかどうかを指定します。
指定できる値を次に示します。
  • (空白)
  • true
  • false
<pass-by-reference>
参照渡しの設定
</pass-by-reference>

(凡例) ○:必須 ×:任意


(3) そのほかのプロパティページ

Entity Beanのプロパティページ,およびランタイムのプロパティページ以外のプロパティページは,Session Beanのプロパティの設定と同じです。プロパティページの詳細については,「21.6.2 Session Bean属性設定ページ」を参照してください。