Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド

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21.1.1 サーバー・エクスプローラーの基本操作

ここでは,[サーバー・エクスプローラー]ビューを使用した,操作の実行方法について説明します。[サーバー・エクスプローラー]ビューの操作は,次の手順で実行します。

  1. [サーバー・エクスプローラー]ビューのツリービューで,操作を実行したいノードを選択します。
  2. ツリービューで,選択したノードに,起動,停止,実行時属性の設定などの操作を実行します。
    次のどれかの方法で,選択したノードに対する操作を実行します。
    • ビューツールバーのアイコンをクリックする
    • ビュープルダウンメニューでメニュー項目を選択する
    • ツリービューのノードを右クリックして,表示されるコンテキストメニューのメニュー項目を選択する
    ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューで実行できる操作については,「(1) 実行できる操作の表示」を参照してください。

選択した処理が実行されている間は,処理状況を示すプログレスダイアログが表示されます。その間,[サーバー・エクスプローラー]ビューを使用したほかの操作は実行できません。

また,処理の実行経過は,パースペクティブウィンドウのコンソールビューにも表示されます。

<この項の構成>
(1) 実行できる操作の表示
(2) ツリービューに表示されるノードと実行できる操作

(1) 実行できる操作の表示

ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューでは,実行できる操作が異なります。また,操作を実行する対象(ツリービューで,選択したノード)によっても実行できる操作が異なります。

ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューで実行できる操作の一覧を次に示します。

表21-2 ビューツールバーでできる操作

アイコン 説明
[図データ]  Management Serverリモート管理機能と接続したり,接続を切断したりします。
次のサブメニューを選択します。
  • [ログイン]
    Management Serverリモート管理機能に接続します。
  • [ログアウト]
    Management Serverリモート管理機能との接続を切断します。
[図データ]  論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースアダプタを開始します。
[図データ]  論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースアダプタを停止します。
[図データ]  サブメニューで選択した対象をインポートします。
サブメニューでは次の対象を選択できます。
  • [アプリケーション統合属性]
    アプリケーション統合属性をインポートします。
  • [Connector属性]
    Connector属性をインポートします。
  • [J2EEアプリケーション(展開ディレクトリ形式)]
    展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
  • [J2EEアプリケーション(アーカイブ形式)]
    アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
  • [リソース・アダプター(Connector)]
    接続先ホストにあるリソースアダプタをインポートします。
  • [リソース・アダプター]
    Server Plug-in環境にあるリソースアダプタをインポートします。
[図データ]  サブメニューで選択した対象をエクスポートします。
サブメニューでは次の対象を選択できます。
  • [アプリケーション統合属性]
    アプリケーション統合属性をエクスポートします。
  • [Connector属性]
    Connector属性をエクスポートします。
  • [Cosminexusアプリケーション]
    実行時情報を含めてJ2EEアプリケーションをエクスポートします。
  • [Cosminexusリソース・アダプター]
    実行時情報を含めてリソースアダプタをエクスポートします。
  • [J2EEアプリケーション]
    実行時情報を含めないでJ2EEアプリケーションをエクスポートします。
  • [J2EEリソース・アダプター]
    実行時情報を含めないでリソースアダプタをエクスポートします。
  • [Cosminexus RMI-IIOPインターフェース]
    J2EEアプリケーションからRMI-IIOPインタフェースをエクスポートします。

表21-3 ビュープルダウンメニューでできる操作

メニュー 説明
[図データ]開始 論理サーバ,J2EEアプリケーション,リソースアダプタを開始します。
アプリケーションを起動しないで開始 J2EEアプリケーションを起動しないで,論理J2EEサーバを開始します。
[図データ]停止 論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースアダプタを停止します。
強制停止 論理サーバ,J2EEアプリケーションを強制停止します。
開始オプションの設定 論理J2EEサーバの起動パラメタを設定します。
[図データ]リロード 展開ディレクトリ形式でインポートされたJ2EEアプリケーションを手動でリロードします。
入れ替え アーカイブ形式でインポートされたJ2EEアプリケーションを入れ替えます。
アプリケーション名の変更 J2EEアプリケーション名を変更します。
[図データ]接続テスト J2EEリソースアダプタの接続をテストします。
[図データ]デプロイ リソースアダプタをデプロイします。
[図データ]削除 J2EEアプリケーション,リソースアダプタを削除します。
[図データ]表示の更新 [サーバー・エクスプローラー]ビューの表示を更新します。
[図データ]プロパティー J2EEアプリケーションやリソースアダプタの属性を編集します。

表21-4 右クリックで表示されるコンテキストメニューでできる操作

種類 コンテキストメニュー 説明
Cosminexus Management Serverリモート管理機能と接続しているホスト [図データ]ログイン Management Serverリモート管理機能に接続します。
[図データ]ログアウト Management Serverリモート管理機能との接続を切断します。
運用管理ドメイン [図データ]開始 運用管理ドメイン下の論理サーバを一括起動します。
[図データ]停止 運用管理ドメイン下の論理サーバを一括停止します。
ホスト(運用管理ドメイン内) [図データ]開始 ホスト下の論理サーバを一括起動します。
[図データ]停止 ホスト下の論理サーバを一括停止します。
論理J2EEサーバ [図データ]開始 論理J2EEサーバを起動します。
アプリケーションを起動しないで開始 アプリケーションを起動しないで,論理J2EEサーバを起動します。
[図データ]停止 論理J2EEサーバを停止します。
強制停止 論理J2EEサーバを強制停止します。
開始オプションの設定 論理J2EEサーバの起動パラメタを設定します。
  [J2EEアプリケーション]フォルダ [図データ]J2EEアプリケーション(展開ディレクトリー形式)のインポート 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
[図データ]J2EEアプリケーション(アーカイブ形式)のインポート アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
J2EEアプリケーション [図データ]開始 J2EEアプリケーションを開始します。
[図データ]停止 J2EEアプリケーションを停止します。
強制停止 J2EEアプリケーションを強制停止します。
[図データ]リロード 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをリロードします。
入れ替え アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを入れ替えます。
アプリケーション名の変更 J2EEアプリケーション名を変更します。
[図データ]削除 J2EEアプリケーションを削除します。
[図データ]アプリケーション統合属性のインポート アプリケーション統合属性をインポートします。
[図データ]アプリケーション統合属性のエクスポート アプリケーション統合属性をエクスポートします。
[図データ]Cosminexusアプリケーションのエクスポート 実行時情報を含めて,J2EEアプリケーションをエクスポートします。
[図データ]J2EEアプリケーションのエクスポート 実行時情報を含めないで,J2EEアプリケーションをエクスポートします。
[図データ]Cosminexus RMI-IIOPインターフェースのエクスポート J2EEアプリケーションからRMI-IIOPインタフェースをエクスポートします。
[図データ]プロパティー アプリケーション統合属性を設定します。
J2EEリソースアダプタ(J2EEアプリケーション内) [図データ]接続テスト J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタの接続をテストします。
[図データ]Connector属性のインポート J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタのConnector属性をインポートします。
[図データ]Connector属性のエクスポート J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタのConnector属性をエクスポートします。
[図データ]プロパティー J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタのConnector属性を設定します。
[J2EEリソース・アダプター]フォルダ なし コンテキストメニューは提供されていません。
J2EEリソースアダプタ [図データ]開始 J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタを開始します。
[図データ]停止 J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタを停止します。
[図データ]接続テスト J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタの接続をテストします。
なお,Connector 1.5の仕様に準拠するリソースアダプタの場合は,Outboundリソースアダプタを含むときだけ,このコンテキストメニューが活性になります。
[図データ]削除 J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタを削除します。
[図データ]Connector属性のインポート J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタのConnector属性をインポートします。
[図データ]Connector属性のエクスポート J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタのConnector属性をエクスポートします。
[図データ]Cosminexusリソース・アダプターのエクスポート 実行時情報を含めて,デプロイされたリソースアダプタをエクスポートします。
[図データ]J2EEリソース・アダプターのエクスポート 実行時情報を含めないで,J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタをエクスポートします。
[図データ]プロパティー J2EEリソースアダプタとしてデプロイされたリソースアダプタのConnector属性を設定します。
[J2EEリソース]フォルダ なし コンテキストメニューは提供されていません。
[リソース・アダプター]フォルダ([J2EEリソース]フォルダ内) [図データ]リソース・アダプター(Connector)のインポート J2EEサーバ環境にあるリソースアダプタをインポートします。
[図データ]リソース・アダプターのインポート Server Plug-in環境にあるリソースアダプタをインポートします。
リソースアダプタ [図データ]デプロイ リソースアダプタをJ2EEリソースアダプタとしてデプロイします。
[図データ]削除 リソースアダプタを削除します。
[図データ]Connector属性のインポート Connector属性をインポートします。
[図データ]Connector属性のエクスポート Connector属性エクスポートします。
[図データ]プロパティー Connector属性を設定します。
論理J2EEサーバ以外の論理サーバ [図データ]開始 論理サーバを起動します。
[図データ]停止 論理サーバを停止します。
強制停止 論理サーバを強制停止します。

(2) ツリービューに表示されるノードと実行できる操作

ビューツールバー,ビュープルダウンメニュー,および右クリックで表示されるコンテキストメニューで実行できる操作は,ツリービューで選択したノード(操作の対象)によって異なります。次に示すServer Plug-inの機能別に,ツリービューに表示されるノード,および選択したノードで実行できる操作を説明します。

また,どのノードも選択していない場合に実行できる操作についても説明します。

なお,処理の実行中は,[サーバー・エクスプローラ]ビューで,ほかの操作は実行できません。

(a) 論理サーバの運用管理

論理サーバのノード,および選択したノードごとに実行できる操作を次の表に示します。

表21-5 ツリービューで選択するノードの種類(論理サーバの運用管理の場合)

項番 種類 説明
1 Management Serverリモート管理機能と接続しているホスト Management Serverリモート管理機能に接続しているホスト
2 運用管理ドメイン 運用管理ドメイン(デフォルトドメイン)
3 ホスト(運用管理ドメイン内) 運用管理ドメインに定義されたホスト
4 論理J2EEサーバ 論理J2EEサーバ
5 論理J2EEサーバ以外の論理サーバ 論理J2EEサーバ以外の論理サーバ

表21-6 ノードごとの操作の可否(論理サーバの運用管理の場合)

操作 操作手段の有無 ノード
ビューツールバー ビュープルダウンメニュー コンテキストメニュー 1 2 3 4 5
[Cosminexus Management Server リモート管理機能]
  [ログイン] ○1 ○1 ○1 ○1 ○1
[ログアウト] ○2 ○2 ○2 ○2 ○2
[開始] × ○6 ○6
[停止] × ○4 ○4
[インポート]
  [アプリケーション統合属性] × × × × ×
[Connector属性] × × × × ×
[J2EEアプリケーション(展開ディレクトリー形式)] × × × × ×
[J2EEアプリケーション (アーカイブ形式)] × × × × ×
[リソース・アダプター(Connector)] × × × × ×
[リソース・アダプター] × × × × ×
[エクスポート]
  [アプリケーション統合属性] × × × × ×
[Connector属性] × × × × ×
[Cosminexusアプリケーション] × × × × ×
[Cosminexusリソース・アダプター] × × × × ×
[J2EEアプリケーション] × × × × ×
[J2EEリソース・アダプター] × × × × ×
[Cosminexus RMI-IIOP インターフェース]
[強制停止] × × × ○5 ○5
[削除] × × × × ×
[表示の更新] ○2 ○2 ○2 ○2 ○2
[プロパティー] × × × × ×
[アプリケーションを起動しないで開始] × × × ○3 ×
[開始オプションの設定] × × × ×
[リロード] × × × × ×
[入れ替え] × × × × ×
[アプリケーション名の変更] × × × × ×
[接続テスト] × × × × ×
[デプロイ] × × × × ×

(凡例)
数字:表21-5の項番に対応するノードの種類を示す。
○:操作手段を提供する。
◎:常に実行できる。
○1:Management Serverリモート管理機能への接続が切断されているときだけ実行できる。
○2:Management Serverリモート管理機能に接続されているときだけ実行できる。
○3:停止状態のときだけ実行できる。
○4:開始状態のときだけ実行できる。
○5:停止状態および異常停止状態のどちらでもないときに実行できる。
○6:停止状態または異常停止状態のときだけ実行できる。
×:常に実行できない。
−:該当なし。

(b) J2EEサーバでのアプリケーション設定操作

論理J2EEサーバ内のノード,および選択したノードごとに,実行できる操作を次の表に示します。

表21-7 ツリービューで選択するノードの種類(アプリケーション設定操作の場合)

項番 種類 説明
1 [J2EEアプリケーション]フォルダ (固定値)
2 J2EEアプリケーション J2EEアプリケーション
3 J2EEリソースアダプタ(J2EEアプリケーション内) J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタ
4 [J2EEリソース・アダプター]フォルダ (固定値)
5 J2EEリソースアダプタ デプロイされたリソースアダプタ
6 [J2EEリソース]フォルダ (固定値)
7 [リソース・アダプター]フォルダ (固定値)
8 リソースアダプタ J2EEリソース内のリソースアダプタ

表21-8 ノードごとの操作の可否(アプリケーション設定操作の場合)

操作 操作手段の有無 ノード
ビューツールバー ビュープルダウンメニュー コンテキストメニュー 1 2 3 4 5 6 7 8
[Cosminexus Management Server リモート管理機能]
  [ログイン] ○1 ○1 ○1 ○1 ○1 ○1 ○1 ○1
[ログアウト] ○2 ○2 ○2 ○2 ○2 ○2 ○2 ○2
[開始] × ○3 × × ○3 × × ×
[停止] × ○4 × × ○4 × × ×
[インポート]
  [アプリケーション統合属性] × ○3 × × × × × ×
[Connector属性] × × ○3※5 × ○3 × ×
[J2EEアプリケーション(展開ディレクトリー形式)] ※3 × × × × × × ×
[J2EEアプリケーション (アーカイブ形式)] × × × × × × ×
[リソース・アダプター(Connector)] × × × × × × ×
[リソース・アダプター] × × × × × × ×
[エクスポート]
  [アプリケーション統合属性] × ○5 × × × × × ×
[Connector属性] × × × ○5 × ×
[Cosminexusアプリケーション] × ○5 × × × × × ×
[Cosminexusリソース・アダプター] × × × × ○5 × × ×
[J2EEアプリケーション] × ○5 × × × × × ×
[J2EEリソース・アダプター] × × × × ○5 × × ×
[Cosminexus RMI-IIOP インターフェース]
[強制停止] × ○6 × × × × × ×
[削除] × ○3 × × ○3 × ×
[表示の更新] ○2 ○2 ○2 ○2 ○2 ○2 ○2 ○2
[プロパティー] × ○3※6 ○3※4 × ○3 × × ○3
[アプリケーションを起動しないで開始] × × × × × × × ×
[開始オプションの設定] × × × × × × × ×
[リロード] × ○4※1 × × × × × ×
[入れ替え] × ○5※2 × × × × × ×
[アプリケーション名の変更] × ○3※4,※6 × × × × × ×
[接続テスト] × × × ○5 × × ×
[デプロイ] × × × × × × ×

(凡例)
数字:表21-7の項番に対応するノードの種類を示す。
○:操作手段を提供する。
◎:常に実行できる。
○1:Management Serverリモート管理機能への接続が切断されているときだけ実行できる。
○2:Management Serverリモート管理機能に接続されているときだけ実行できる。
○3:停止状態のときだけ実行できる。
○4:開始状態のときだけ実行できる。
○5:開始状態および停止状態のときだけ実行できる。
○6:通常停止中および閉塞状態のときだけ実行できる。
×:常に実行できない。
−:該当なし。

注※1 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションだけを対象とします。

注※2 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションだけを対象とします。

注※3 ローカルホストの論理J2EEサーバだけを対象とします。

注※4 J2EEアプリケーションの属性エディタが開いている場合は実行できません。

注※5 リソースアダプタが含まれるJ2EEアプリケーションが停止状態の場合に実行できます。

注※6 J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタの属性エディタが開いている場合は実行できません。


(c) ノードも選択されていない場合

ツリービューで,どのノードも選択されていない場合,実行できる操作を次の表に示します。

表21-9 ノードが選択されていない場合の操作

操作 操作手段の有無 ノードが選択されていない場合
ビューツールバー ビュープルダウンメニュー コンテキストメニュー
[Cosminexus Management Server リモート管理機能]
  [ログイン] ○1
[ログアウト] ○2
[エクスポート]
  [Cosminexus RMI-IIOP インターフェース]
[表示の更新] ○2

(凡例)
○:操作手段を提供する。
◎:常に実行できる。
○1:Management Serverリモート管理機能への接続が切断されているときだけ実行できる。
○2:Management Serverリモート管理機能に接続されているときだけ実行できる
−:該当なし。