Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)
この節では,セッション管理機能について説明します。
セッション管理は,リクエストとWebクライアントを対応づけるための機能です。この機能を使用すると,Webクライアントから,複数のWebページにわたって同じ情報を引き継いだ作業ができるようになります。
この節の構成を次の表に示します。
表2-27 この節の構成(セッション管理機能)
分類 | タイトル | 参照先 |
---|---|---|
解説 | セッション情報を管理するオブジェクト | 2.7.1 |
セッションIDの形式 | 2.7.2 | |
セッションの管理方法 | 2.7.3 | |
Webクライアントが保持する無効なセッションIDの削除 | 2.7.4 | |
HttpSessionオブジェクト数の上限値の設定 | 2.7.5 | |
セッションIDおよびCookieへのサーバIDの付加 | 2.7.6 | |
実装 | cosminexus.xmlでの定義 | 2.7.7 |
設定 | 実行環境での設定 | 2.7.8 |
注意事項 | セッション管理の注意事項 | 2.7.9 |
注 「運用」について,この機能固有の説明はありません。
セッション管理機能は,次に示す場合にも利用されます。
セッション管理の方式として,Servlet仕様では,Cookieを使用する方法とURL書き換えを使用する方法が明記されています。アプリケーションサーバのWebコンテナでも,これらの方式によってセッションを管理します。ただし,Servlet仕様では,具体的な管理方式を明記していない部分があります。このため,この節では,Servlet仕様で明記されていないセッションの管理方式について,アプリケーションサーバでどのように管理するかを説明します。
また,アプリケーションサーバの独自の機能である,次の3種類のセッション管理機能についても,この節で説明します。
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