Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
リソースアダプタ間共通ログには,FTPインバウンドアダプタの起動を開始してからリソースアダプタ名称が決まるまでの処理,ネットワーク制御やログ出力などの処理に関する情報が出力されます。ここでは,FTPインバウンドアダプタでのリソースアダプタ間共通ログについて説明します。
リソースアダプタ間共通ログは,メッセージと保守情報として出力されます。
リソースアダプタ間共通ログの出力形式を次に示します。
<日付> <時刻> <pid> <tid> <転送ID> <メッセージID> <メッセージテキスト> |
<日付> <時刻> <pid> <tid> <保守情報> |
リソースアダプタ間共通ログに出力される内容を次の表に示します。
表22-9 リソースアダプタ間共通ログに出力される内容(FTPインバウンドアダプタ)(メッセージの場合)
項目 | 内容 |
---|---|
日付 | リソースアダプタ間共通ログの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
|
時刻 | リソースアダプタ間共通ログの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
|
pid | プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
tid | スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
転送ID | 転送IDが出力されます。 |
メッセージID | メッセージIDが出力されます。 |
メッセージテキスト | メッセージの内容が出力されます。 |
表22-10 リソースアダプタ間共通ログに出力される内容(FTPインバウンドアダプタ)(保守情報の場合)
項目 | 内容 |
---|---|
日付 | リソースアダプタ間共通ログの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
|
時刻 | リソースアダプタ間共通ログの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
|
pid | プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
tid | スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
保守情報 | システム管理者または保守員に連絡するときに必要な保守情報が出力されます。 |
リソースアダプタ間共通ログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。
表22-11 リソースアダプタ間共通ログの出力先およびファイル名(FTPインバウンドアダプタ)
ログファイルの出力先パス | ログファイル名 |
---|---|
<J2EEサーバの作業ディレクトリ>\ejb\<J2EEサーバ名>\logs\csc\inbound-adapter\ftp\common |
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<J2EEサーバの作業ディレクトリ>は,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のejb.public.directoryキーで変更できます。デフォルトは,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\publicです。リソースアダプタ間共通ログの出力先はejb.server.log.directoryキーでは変更できないため注意してください。usrconf.cfgの詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.3 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。
なお,RARファイルの属性を設定するConnector属性ファイルの次のプロパティで,リソースアダプタ間共通ログの出力レベル,ファイルのサイズ,およびファイル面数を変更できます。
RARファイルの属性を取得してConnector属性ファイルを生成するには,cjgetrarpropコマンドを実行します。cjgetrarpropコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2.4 J2EEサーバで使用するリソース操作コマンド」を参照してください。また,Connector属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。
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