Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド

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19.4.1 ファイル操作アダプタの要求電文フォーマット

ファイル操作アダプタの要求電文フォーマットを,オペレーションごとに説明します。

<この項の構成>
(1) ファイル変換オペレーション
(2) ファイル複製オペレーション
(3) ファイル・フォルダ削除オペレーション
(4) ファイル操作アダプタが要求電文の取得に失敗した場合

(1) ファイル変換オペレーション

ビジネスプロセスからファイル操作アダプタに渡す要求電文フォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/adapter/fileoperation/transform_request」です。

表19-13 要求電文フォーマット(ファイル変換オペレーション)

タグ名 出現回数 説明
<request> 1回
 
 
 
 
 
<request-id> 0または1回 FTP受付で作成したリクエストIDです。作業フォルダのパス生成に使用します。入力フォルダ,および出力フォルダに作業フォルダを指定しない場合は,省略できます。
<input-folder-name> 1回 変換するファイルが格納されているフォルダを指定します。
  • 作業フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="false"を,値に空文字を指定します。
  • 共通フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="true"を,値に共通フォルダ定義名を指定します。
<input-file-name> 1回 変換するファイル名を指定します。
ファイル名の先頭以外にスラッシュ(/)は使用できません。また,ファイル名の先頭に設定されたスラッシュ(/)は,無視されます。
Windowsの場合,次の制限があります。
  • 大文字と小文字は区別されません。
  • UNC形式のファイル名は指定できません。
  • NTFSのストリーム名は指定できません。
  • 予約デバイス名を含むファイル名は指定できません。
<output-folder-name> 1回 変換後のファイルを出力するフォルダを指定します。
  • 作業フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="false"を,値に空文字を指定します。
  • 共通フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="true"を,値に共通フォルダ定義名を指定します。
<output-file-name> 0または1回 変換後のファイルのファイル名を指定します。
ただし,変換後のファイルの出力先が作業フォルダの場合(output-folder-nameタグの属性にcommon="false"を指定した場合),java.io.FileのcreateTempFile()を使用して作業フォルダ内で一意のファイルが作成されるため,指定は無視されます。
ファイル名の先頭以外にスラッシュ(/)は使用できません。また,ファイル名の先頭に設定されたスラッシュ(/)は,無視されます。
Windowsの場合,次の制限があります。
  • 大文字と小文字は区別されません。
  • UNC形式のファイル名は指定できません。
  • NTFSのストリーム名は指定できません。
  • 予約デバイス名を含むファイル名は指定できません。

(凡例)
−:該当する項目はありません。

注※
規定の出現回数を超える場合の動作は保証しません。

(2) ファイル複製オペレーション

ビジネスプロセスからファイル操作アダプタに渡す要求電文フォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/adapter/fileoperation/copy_request」です。

表19-14 要求電文フォーマット(ファイル複製オペレーション)

タグ名 出現回数 説明
<request> 1回
 
 
 
 
 
<request-id> 0または1回 FTP受付で作成したリクエストIDです。作業フォルダのパス生成に使用します。入力フォルダ,および出力フォルダに作業フォルダを指定しない場合は,省略できます。
<input-folder-name> 1回 複製するファイルが格納されているフォルダを指定します。
  • 作業フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="false"を,値に空文字を指定します。
  • 共通フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="true"を,値に共通フォルダ定義名を指定します。
<input-file-name> 1回 複製するファイル名を指定します。
ファイル名の先頭以外にスラッシュ(/)は使用できません。また,ファイル名の先頭に設定されたスラッシュ(/)は,無視されます。
Windowsの場合,次の制限があります。
  • 大文字と小文字は区別されません。
  • UNC形式のファイル名は指定できません。
  • NTFSのストリーム名は指定できません。
  • 予約デバイス名を含むファイル名は指定できません。
<output-folder-name> 1回 複製後のファイルを出力するフォルダを指定します。
  • 作業フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="false"を,値に空文字を指定します。
  • 共通フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="true"を,値に共通フォルダ定義名を指定します。
<output-file-name> 0または1回 複製後のファイルのファイル名を指定します。
ただし,変換後のファイルの出力先が作業フォルダの場合(output-folder-nameタグの属性にcommon="false"を指定した場合),java.io.FileのcreateTempFile()を使用して作業フォルダ内で一意のファイルが作成されるため,指定は無視されます。
ファイル名の先頭以外にスラッシュ(/)は使用できません。また,ファイル名の先頭に設定されたスラッシュ(/)は,無視されます。
Windowsの場合,次の制限があります。
  • 大文字と小文字は区別されません。
  • UNC形式のファイル名は指定できません。
  • NTFSのストリーム名は指定できません。
  • 予約デバイス名を含むファイル名は指定できません。

(凡例)
−:該当する項目はありません。

注※
規定の出現回数を超える場合の動作は保証しません。

(3) ファイル・フォルダ削除オペレーション

ビジネスプロセスからファイル操作アダプタに渡す要求電文フォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/adapter/fileoperation/delete_request」です。

表19-15 要求電文フォーマット(ファイル・フォルダ削除オペレーション)

タグ名 出現回数 説明
<request> 1回
 
 
 
<request-id> 0または1回 FTP受付で作成したリクエストIDです。作業フォルダのパス生成に使用します。入力フォルダ,および出力フォルダに作業フォルダを指定しない場合は,省略できます。
<folder-name> 1回 削除するファイルが格納されているフォルダ,または削除するフォルダを指定します。
  • 作業フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="false"を,値に空文字を指定します。
  • 共通フォルダを指定する場合
    タグの属性にcommon="true"を,値に共通フォルダ定義名を指定します。
<input-file-name> 1回 削除するファイル名を指定します。
ファイル名の先頭以外にスラッシュ(/)は使用できません。また,ファイル名の先頭に設定されたスラッシュ(/)は,無視されます。
Windowsの場合,次の制限があります。
  • 大文字と小文字は区別されません。
  • UNC形式のファイル名は指定できません。
  • NTFSのストリーム名は指定できません。
  • 予約デバイス名を含むファイル名は指定できません。

(凡例)
−:該当する項目はありません。

注※
規定の出現回数を超える場合の動作は保証しません。

(4) ファイル操作アダプタが要求電文の取得に失敗した場合

エラーメッセージ(KDEC80002-E)を出力して処理を終了します。