Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
FTPアダプタが呼び出し元のビジネスプロセスに返すPUTオペレーションの応答電文のフォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csaftp/put_response」です。
表18-14 応答電文フォーマット(PUTオペレーション)
| タグ名 | 出現回数 | 説明 | ||
|---|---|---|---|---|
| <response> | 1回 | − | ||
| <local-folder> | 1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。 作業フォルダを利用した場合,属性に「common="false"」が設定されます。値には空白が設定されます。 共通フォルダを利用した場合,属性に「common="true"」が設定されます。値には,要求電文の<local-folder>タグで指定された共通フォルダ定義名が設定されます。 |
||
| <local-file-name> | 1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。 要求電文の<local-file-name>で指定した値が設定されます。 |
||
| <command-info> | 1回以上 | − | ||
| <command> | 1回 | FTPアダプタが実行したコマンドを示すタグです。※1 実行したすべてのFTPコマンドが出力されます。 |
||
| <command-message> | 1回以上 | FTPアダプタが実行したコマンドの表示メッセージを示すタグです。※2 FTPコマンドのメッセージはFTP応答コードとメッセージから構成されます。 メッセージが複数行ある場合,これらが同一の応答コードのときは,一つのタグが生成されます。複数の種類のFTP応答コードがあるときは,このタグも複数生成されます。 |
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FTPアダプタが呼び出し元のビジネスプロセスに返すGETオペレーションの応答電文のフォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csaftp/get_response」です。
表18-15 応答電文フォーマット(GETオペレーション)
| タグ名 | 出現回数 | 説明 | ||
|---|---|---|---|---|
| <response> | 1回 | − | ||
| <local-folder> | 1回 | ローカル側フォルダを示すタグです。 作業フォルダを利用した場合,属性に「common="false"」が設定されます。値には空白が設定されます。 共通フォルダを利用した場合,属性に「common="true"」が設定されます。値には,要求電文の<local-folder>タグで指定された共通フォルダ定義名が設定されます。 |
||
| <local-file-name> | 1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。
|
||
| <file-size> | 1回 | 送受信したリモートファイルのサイズを示すタグです。 FTPサーバから取得したローカルファイルのサイズが設定されます。 |
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| <command-info> | 1回以上 | − | ||
| <command> | 1回 | FTPアダプタが実行したFTPコマンドを示すタグです。※1 実行したすべてのFTPコマンドが出力されます。 |
||
| <command-message> | 1回以上 | FTPアダプタが実行したコマンドの表示メッセージを示すタグです。※2 FTPコマンドのメッセージはFTP応答コードとメッセージから構成されます。 メッセージが複数行ある場合,これらが同一の応答コードのときは,一つのタグが生成されます。複数の種類のFTP応答コードがあるときは,このタグも複数生成されます。 |
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FTPアダプタが呼び出し元のビジネスプロセスに返すGETINFOオペレーションの応答電文のフォーマットを次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csaftp/getinfo_response」です。
表18-16 応答電文フォーマット(GETINFOオペレーション)
| タグ名 | 出現回数 | 説明 | ||
|---|---|---|---|---|
| <response> | 1回 | − | ||
| <local-file-name> | 1回 | ローカル側ファイル名を示すタグです。 作業フォルダの下に格納したファイル名が設定されます。ファイル名は,「csc_<内部生成された文字>」の形式となります。 取得した情報は,「UTF-16」の文字セットで出力されます。また,改行コードはCRLFで出力されます。 |
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| <reply-code> | 1回 | LISTコマンドまたはNLSTコマンドのリプライコードを示すタグです。 LISTコマンドまたはNLSTコマンドを実行したときに,FTPサーバから最後に送られてくるリプライコードとして,次のどれかが設定されます。
|
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| <reply-message> | 1回 | LISTコマンドまたはNLSTコマンドのリプライメッセージを示すタグです。 LISTコマンドまたはNLSTコマンドを実行したときに,FTPサーバから最後に送られてきたリプライメッセージが設定されます。 |
||
| <command-info> | 1回以上 | − | ||
| <command> | 1回 | FTPアダプタが実行したFTPコマンドを示すタグです。※1 実行したすべてのFTPコマンドが出力されます。 |
||
| <command-message> | 1回以上 | FTPアダプタが実行したコマンドの表示メッセージを示すタグです。※2 FTPコマンドのメッセージはFTP応答コードとメッセージから構成されます。 メッセージが複数行ある場合,これらが同一の応答コードのときは,一つのタグが生成されます。複数の種類のFTP応答コードがあるときは,このタグも複数生成されます。 |
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応答電文の<command>タグに出力されるFTPコマンドの出力フォーマットと出力例を次の表に示します。
表18-17 FTPアダプタが実行したコマンドの出力フォーマットと出力例
| 項番 | FTPコマンド | 出力フォーマット | 出力例 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | (接続処理) | Connected to <xxxxx>. | Connected to 10.208.180.254. | <xxxxx>はFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名です。 |
| 2 | USER | USER <ユーザ名> | USER user1 | − |
| 3 | PASS | PASS ******** | PASS ******** | パスワードは8個の*で表示されます。 |
| 4 | ACCT | ACCT <課金情報> | ACCT acct1 | − |
| 5 | TYPE | TYPE <形式オプション> | TYPE A | <形式オプション>には「A」または「I」のどちらかが表示されます。 |
| 6 | MODE | MODE <転送モードオプション> | MODE S | <転送モードオプション>には「S」または「C」のどちらかが表示されます。 |
| 7 | PASV | PASV | PASV | − |
| 8 | PORT | PORT <aaa>,<bbb>,<ccc>,<ddd>,<mmm>,<nnn> | PORT 10,208,182,27,14,160 | <aaa>,<bbb>,<ccc>,<ddd>はローカル側のIPアドレスです。 <mmm>,<nnn>はポート番号です。ローカル側のデータコネクションポート番号は256*mmm+nnnで表現されます。 |
| 9 | SITE | SITE FSIZE [<ファイルサイズ>] | SITE FSIZE 4096 | GETオペレーションの場合,<ファイルサイズ>は出力されません。 また,PUTオペレーションの場合,<ファイルサイズ>に転送元ファイルの転送路上のファイルサイズが出力されます。 |
| 10 | 転送前コマンドまたはリスト前コマンド | <コマンド名> [<コマンド引数>] | CWD ./workdir | − |
| 11 | STOR | STOR <パス名> | STOR work/fileA.txt | − |
| 12 | APPE | APPE <パス名> | APPE work/fileA.txt | − |
| 13 | RETR | RETR <パス名> | RETR fileA.txt | − |
| 14 | LIST | LIST [<オプション>] [<パス名>] | LIST -l work | − |
| 15 | NLST | NLST [<オプション>] [<パス名>] | NLST -l work | − |
| 16 | 転送後コマンドまたはリスト後コマンド | <コマンド名> [<コマンド引数>] | RNFR fileA.txt RNTO fileB.txt |
− |
| 17 | QUIT | QUIT | QUIT | − |
応答電文の<command-message>タグに出力されるFTPコマンドのメッセージフォーマット,および出力例を次の表に示します。
表18-18 FTPコマンドのメッセージフォーマットと出力例
| 条件 | メッセージフォーマット | 出力例 |
|---|---|---|
| 単一応答コード | <FTP応答コード> <メッセージ> | 226 File receive OK. |
| <FTP応答コード>-<メッセージ1> [<メッセージ2>] : <FTP応答コード> <メッセージn※> |
214-The following commands are recognized. ACCT ALLO APPE CDUP ... MDTM MKD NLST NOOP OPTS PASS ... RMD RNFR 214 Help OK. |
|
| 複数応答コード | <FTP応答コード1> <メッセージ1> <FTP応答コード2> <メッセージ2> |
150 File status okay; about to open data connection. 226 Transfer complete. |
応答コードおよびメッセージの文字列の内容については,使用しているFTPサーバのドキュメントを参照してください。
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