Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
FTPアダプタを新規に追加する手順を次に示します。
- Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。
[ビューの表示]ダイアログが表示されます。
- [HCSC-Definer]−[HCSCTEビュー]を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。
- ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして「サービスアダプタ追加」を選択します。
追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。
- サービス部品の種別のドロップダウンリストから「汎用カスタムアダプタ」を選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると,カスタムアダプタの追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。
- サービス名とEARファイルを入力します。
サービス名には,任意のサービス名を入力します。EARファイルには,<FTPアダプタのインストールディレクトリ>\lib\adpftpejb.earを指定します。
- [終了]ボタンをクリックします。
必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。サービスアダプタ定義画面(基本)が表示されます。
- 定義項目を設定します。
サービスアダプタ定義画面(基本)で設定が必要な項目を次の表に示します。なお,下記以外の設定項目については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表18-9 FTPアダプタのサービスアダプタ定義画面(基本)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
サービス部品制御情報 |
オペレーション |
次の中から使用するオペレーションを追加します。
PUT:PUT系(STORまたはAPPE)処理
GET:GET系(RETR)処理
GETINFO:GETINFO系(LISTまたはNLST)処理 |
オペレーション情報 |
通信モデル |
「同期」を設定します。 |
要求電文 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
[オペレーション]の設定に応じて,必ず次のどれかの要求電文用フォーマット定義ファイルを指定します。
- PUTの場合:ftpadp_put_request.xsd※
- GETの場合:ftpadp_get_request.xsd※
- GETINFOの場合:ftpadp_getinfo_request.xsd※
|
応答電文 |
サービス部品 |
電文フォーマット |
[オペレーション]の設定に応じて,必ず次のどれかの応答電文用フォーマット定義ファイルを指定します。
- PUTの場合:ftpadp_put_response.xsd※
- GETの場合:ftpadp_get_response.xsd※
- GETINFOの場合:ftpadp_getinfo_response.xsd※
|
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<FTPアダプタのインストールディレクトリ>\schema」です。
- [サービスアダプタ定義(詳細)]タブをクリックします。
サービスアダプタ定義画面(詳細)が表示されます。
- 定義情報を設定します。
サービスアダプタ定義画面(詳細)で設定が必要な項目を次の表に示します。サービスアダプタ定義画面(詳細)については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.2 サービスアダプタ定義画面」を参照してください。
表18-10 FTPアダプタのサービスアダプタ定義画面(詳細)の設定項目
分類 |
項目 |
設定内容 |
カスタムアダプタ制御情報 |
ユーティリティクラス(JARファイル) |
FTPアダプタでは,次のユーティリティクラスを追加します。
|
独自定義ファイル |
− |
- (凡例)
- −:設定しません。
- 注※
- ファイルの格納先ディレクトリは「<FTPアダプタのインストールディレクトリ>\lib」です。
- 参考
- 作成したFTPアダプタは,必要に応じて保存,編集,および検証できます。
- FTPアダプタを編集する方法については,「5.5 アダプタの編集」を参照してください。FTPアダプタを検証する方法については,「5.6 アダプタの検証」を参照してください。
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