Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム 開発ガイド
キャンバスに配置された二つのアクティビティを連結すると,ビジネスプロセスの実行順序が定義されます。
アクティビティの連結には,次の種類があります。
連結方法によって,キャンバス上の連結線の表示は異なります。連結方法と連結線の関係を次の表に示します。
表6-1 連結の画面表示
連結方法 | 表示される連結線 | 線の色 | 線の種類 | 終端 |
---|---|---|---|---|
コネクションでの連結 | 黒 | 実線 | 三角の矢印 | |
フォルトコネクションでの連結 | 赤 | 破線 | 三角の矢印 | |
リンクコネクションでの連結 | 青 | 点線 | 線の矢印 |
アクティビティを連結する方法を次に示します。
すでに設定されている連結を変更するには,連結線の始点または終点をドラッグし,ほかのアクティビティにドロップします。
連結線は,折り曲げて表示できます。アクティビティの連結が複雑になり,キャンバス上の連結線を整理する場合などに利用できます。連結線を折り曲げる方法について次に示します。
アクティビティと利用する連結の種類によって,アクティビティを連結元または連結先として利用できるかどうかが異なります。各アクティビティの連結元または連結先としての利用可否について,次の表に示します。
表6-2 連結元または連結先として利用できるアクティビティ
アクティビティ | コネクション | フォルトコネクション | リンクコネクション | |||
---|---|---|---|---|---|---|
連結元 | 連結先 | 連結元 | 連結先 | 連結元 | 連結先 | |
開始 | ○ | − | − | − | − | − |
受付 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
応答 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
サービス呼出 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Java呼出 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
データ変換 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
代入 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
無操作 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
フォルト送出 | − | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
待機 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
検証 | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
スコープ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
繰り返し | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
分岐(開始) | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
分岐(終了) | ○ | ○ | − | − | − | − |
並列処理(開始) | ○ | ○ | − | ○ | ○ | ○ |
並列処理(終了) | ○ | ○ | − | − | − | − |
終了 | − | ○ | − | − | − | − |
また,アクティビティをコネクションで連結するとき,あるアクティビティへの遷移元となるアクティビティを遷移元アクティビティ,あるアクティビティからの遷移先となるアクティビティを遷移先アクティビティといいます。
コネクション(フォルトコネクションおよびリンクコネクションは除く)で連結できる遷移元アクティビティおよび遷移先アクティビティの数は,アクティビティごとに異なります。
アクティビティごとの連結できる遷移元・遷移先アクティビティの数を次の表に示します。
表6-3 連結できる遷移元・遷移先アクティビティの数
アクティビティ | 連結できる遷移元アクティビティの数 | 連結できる遷移先アクティビティの数 |
---|---|---|
開始 | 0 | 1 |
受付 | 1 | 1 |
応答 | 1 | 1 |
サービス呼出 | 1 | 1 |
Java呼出 | 1 | 1 |
データ変換 | 1 | 1 |
代入 | 1 | 1 |
無操作 | 1 | 1 |
フォルト送出 | 1 | 0 |
待機 | 1 | 1 |
検証 | 1 | 1 |
スコープ | 1 | 1 |
繰り返し | 1 | 1 |
分岐(開始) | 1 | 1以上 |
分岐(終了) | 1以上 | 1 |
並列処理(開始) | 1 | 1以上 |
並列処理(終了) | 1以上 | 1 |
終了 | 1 | 0 |
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