Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

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15.1 インタフェースおよびクラスの一覧(JAX-WS)

ここでは,JAX-WS APIのインタフェースおよびクラスの種類について説明します。また,インタフェースおよびクラスのサポート範囲についても示します。

<この節の構成>
(1) インタフェースおよびクラスの種類
(2) インタフェースおよびクラスの一覧表

(1) インタフェースおよびクラスの種類

JAX-WS APIのインタフェースおよびクラスは,次に示すAPI群に分類されます。

(2) インタフェースおよびクラスの一覧表

JAX-WS APIのインタフェースおよびクラスの一覧を次の表に示します。CosminexusのJAX-WS機能でサポートしていないインタフェースおよびクラスを使用してWebサービスを開発した場合の動作は保証されません。

表15-1 JAX-WS APIのインタフェースおよびクラス一覧

項番 インタフェースまたはクラス名 説明 サポート
javax.xml.wsパッケージ
1 AsyncHandler<T> ×
2 Binding ×
3 BindingProvider プロトコルバインディングと関連づけられたコンテキストオブジェクトへのアクセスを提供するインタフェースです。
4 Dispatch<T> XMLメッセージを送信するためのインタフェースです。
5 LogicalMessage プロトコルに捕らわれないXMLメッセージを表現し,メッセージのペイロードへアクセスする方法を提供するメソッドを含むインタフェースです。
6 Provider<T> XMLメッセージを受信するためのインタフェースです。
7 Response<T> ×
8 WebServiceContext ×
9 Endpoint ×
10 EndpointReference Webサービスエンドポイントのリモート参照のWS-Addressing EndpointReferenceを表す抽象クラスです。
11 Holder<T> 型Tの値を保持するクラスです。
12 RespectBindingFeature ×
13 Service Webサービスクライアントが使用するためのWebサービスを表すクラスです。
14 WebServiceFeature ×
15 WebServicePermission ×
16 ProtocolException プロトコルレベルでのフォルト情報を,クライアントに通知するためのクラスです。
17 WebServiceException JAX-WS APIの実行時例外を表す例外クラスです。
javax.xml.ws.handlerパッケージ
18 Handler<C extends MessageContext> ハンドラの基底インタフェースです。
19 HandlerResolver プロキシに設定されたハンドラチェインを制御するために,Webサービスクライアントの実装者が実装するインタフェースです。
20 LogicalHandler<C extends LogicalMessageContext> 論理ハンドラです。論理ハンドラを実装する場合はこのインタフェースを実装してください。
このインタフェースには,メソッドはありません。
21 LogicalMessageContext 論理ハンドラ用のメッセージコンテキストです。
22 MessageContext プロパティセットを管理するメソッドを提供するインタフェースです。
23 PortInfo ハンドラリゾルバがハンドラチェインの生成を求められたときに,どのポートのために求められているのかクエリするために使用する情報です。
javax.xml.handler.soapパッケージ
24 SOAPHandler<T extends SOAPMessageContext> SOAPハンドラです。SOAPハンドラを実装する場合はこのインタフェースを実装してください。
25 SOAPMessageContext SOAPハンドラ用のメッセージコンテキストです。
javax.xml.ws.httpパッケージ
26 HTTPBinding ×
27 HTTPException ×
javax.xml.ws.soapパッケージ
28 SOAPBinding SOAPバインディング用の抽象クラスです。
29 AddressingFeature WS-Addressingを使用することを表すフィーチャークラスです。
30 MTOMFeature MTOM/XOP仕様形式の添付ファイルを使用することを表すフィーチャークラスです。
31 SOAPFaultException SOAPフォルトの例外を表すクラスです。
javax.xml.ws.spiパッケージ
32 Provider ×
33 ServiceDelegate ×
javax.xml.ws.wsaddressingパッケージ
34 W3CEndpointReference EndpointReference抽象クラスの実装クラスです。
35 W3CEndpointReferenceBuilder W3CEndpointReferenceクラスを作成するために使用されるビルダークラスです。
com.sun.xml.ws.developerパッケージ
36 StreamingAttachmentFeature ストリーミングを使用することを表すフィーチャークラスです。
37 StreamingDataHandler ストリーミングを使用した添付ファイルを表す抽象クラスです。
org.jvnet.mimepullパッケージ
38 MIMEConfig MIMEメッセージの構文解析と出力に関する設定をするためのクラスです。

(凡例)
−:説明がないことを示します(非サポートのため)。
○:CosminexusのJAX-WS機能でサポートしています。
×:CosminexusのJAX-WS機能でサポートしていません。