Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

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15.4.3 org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラス

org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラスのサポート範囲を次の表に示します。

表15-12 org.jvnet.mimepull.MIMEConfigクラスのサポート範囲

項番 戻り値の型 メソッド名 サポート
1 MIMEConfig() ×
2 void setParseEagerly(boolean parseEagerly)
説明 ストリーミングが有効の場合に,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。
引数

parseEagerly:
受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析するかどうかを設定します。trueの場合,添付ファイルを含むSOAPメッセージを詳細に解析します。
3 void setMemoryThreshold(long memoryThreshold)
説明 ストリーミングが有効の場合に,添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信するときに,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値を設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,最後に指定した値が有効になります。
引数

memoryThreshold:
添付ファイルを含むSOAPメッセージを受信する際に,SOAPメッセージに含まれるMIMEボディをメモリ上に展開するかどうかを判定するためのしきい値(単位:バイト)です。16KB(16384L)より大きい値または-1を指定します。これら以外の値を指定した場合,動作は保証されません。-1を指定した場合,常にMIMEボディをメモリ上に展開します。
4 void setDir(String dir)
説明 ストリーミングが有効の場合に,受信した添付ファイルを含むSOAPメッセージに含まれるMIMEボディを一時ファイルとして出力するときに使用するディレクトリを設定します。このメソッドを複数回呼び出した場合,nullまたは空文字("")以外の値で最初に指定したものが有効になります。
引数

dir:
一時ファイルの出力先ディレクトリパスです。
5 void validate()
説明 一時ファイルを作成できるかを検証します。作成できない場合,添付ファイルをメモリ上に展開するように設定します。
存在しないディレクトリ,アクセス権のないディレクトリ,存在するファイル名をsetDir(String dir)メソッドで設定し,このメソッドで検証しない場合,ストリーミングが一時ファイルを出力するときにorg.jvnet.mimepull.MIMEParsingExceptionが発生します。

(凡例)
−:戻り値の型がないことを示します。
○:CosminexusのJAX-WS機能でサポートしています。
×:CosminexusのJAX-WS機能でサポートしていません。