Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
cjclstartapコマンドを使用する場合に,Javaアプリケーションを実行するJavaVMの起動オプションを指定します。
Javaアプリケーションを実行中に,このファイルの内容を変更した場合,変更した内容は,次回Javaアプリケーションを起動したときに反映されます。
指定できるキーとデフォルト値を次に示します。このキーに不正な値を指定した場合は,動作は保証されません。
表15-2 usrconf.cfgに指定できるキーとデフォルト値(Javaアプリケーション)
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
add.jvm.arg | なし | 指定されたオプションを使ってJavaVMを起動します。 add.jvm.argで指定できるJavaVMのオプションについては,「15.2(6)(a) Javaアプリケーションのadd.jvm.argで指定できるJavaVMオプション」を参照してください。 |
デフォルト値については「15.2(6)(b) Javaアプリケーション用オプション定義ファイルに指定するJavaVMオプションのデフォルト値」を参照してください。 |
add.class.path | あり | コンテナ拡張ライブラリ用のJARを指定します。 EJBアプリケーションごとの実行に必要なクラスパス(stubs.jar,<数字>.jar,<ユーザクラス>.jar)を指定します。 なお,スペースを含むパスを指定する場合,パスをダブルクォーテーション(")で囲む必要はありません。また,ダブルクォーテーションでの指定は有効となりません。 |
− |
add.library.path | なし | JNI用の共有ライブラリを指定します。 | − |
cpp.library.version | なし | プロセス内で使用するlibstdc++ライブラリのバージョンを指定します。 |
|
ejb.client.directory.shareable | 独自 | 同じカレントディレクトリまたは,同じログ出力先ディレクトリを使用する複数のcjclstartapコマンドを同時に起動するかどうかを指定します。
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true |
ejb.client.ejb.log | 独自 | ejb.client.log.directoryキーに指定したディレクトリの下の,Javaアプリケーションが出力するメッセージのログ出力先のディレクトリ名を,1〜16バイトで指定します。 指定できる文字は,半角英数字,アンダースコア(_),およびハイフン(-)です。 16バイトを超える文字列を指定した場合,KDJE40051-Wのメッセージが出力されます。 ディレクトリにアクセス権がない場合や,ファイル名を指定した場合は,KDJE40052-Eのメッセージが出力され,Javaアプリケーションが終了します。 ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)にejbserver.client.ejb.logを指定した場合,次のログファイルの出力先はユーザプロパティファイルの指定が優先されます。
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system |
ejb.client.log.appid | 独自 | Javaアプリケーションが出力するメッセージのログ出力先のサブディレクトリ名を1〜16バイトで指定します。 指定できる文字は,半角英数字,アンダースコア(_),およびハイフン(-)です。 16バイトを超える文字列を指定した場合,KDJE40051-Wのメッセージが出力されます。 ディレクトリにアクセス権がない場合や,ファイル名を指定した場合は,KDJE40052-Eのメッセージが出力され,Javaアプリケーションが終了します。 ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)にejbserver.client.log.appidを指定した場合,次のログファイルの出力先はユーザプロパティファイルの指定が優先されます。
|
ejbcl |
ejb.client.log.directory | 独自 | Javaアプリケーションのログ出力先のパスを1〜180バイトの範囲で指定します。 パスは絶対パスまたはカレントディレクトからの相対パスで指定します。 指定できる文字は,半角英数字,アンダースコア(_),ハイフン(-)およびパス区切り文字です。 180バイトを超えるパス(相対パスを指定したときは,カレントディレクトリまでの絶対パスと相対パスの合計)を指定した場合,KDJE40059-Wのメッセージが出力され,デフォルト値が使用されます。デフォルト値が180バイトを超える場合は,ログの初期化に失敗し,異常終了します。 Windowsの場合,UNC名を含むパスは指定できません。UNIXの場合,nfsマウントされたディスク上へのパスは指定できません。 ディレクトリにアクセス権がない場合や,ファイル名を指定した場合は,KDJE40052-Eのメッセージが出力され,Javaアプリケーションが終了します。 ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)にejbserver.client.log.directoryを指定した場合,次のログファイルの出力先はユーザプロパティファイルの指定が優先されます。
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カレントディレクトリ/logs |
ejb.client.log.stdout.enabled | 独自 | 標準出力へメッセージを出力するかどうかを指定します。
|
true |
jvm.type | 独自 | 使用するJavaVMのタイプを設定します。指定できる値は次のどちらかです。
AIX,およびSolarisの場合は,”server”を指定しても”client”になります。 |
client |
(凡例)
# EJB client application classpath # RMI-IIOP Stubs jar file add.class.path=<Javaアプリケーション格納パス>\stubs.jar # RMI-IIOP interface jar file add.class.path=<Javaアプリケーション格納パス>\1.jar # User class add.class.path=<Javaアプリケーション格納パス>\<Javaアプリケーションjar> #add.class.path=<User classpath> # java vm options add.jvm.arg=-Xms256m add.jvm.arg=-Xmx512m
add.jvm.argで指定できるJavaVMのオプションおよびJavaアプリケーションでのデフォルト値について説明します。
Javaアプリケーション用オプション定義ファイルに指定するadd.jvm.argに指定できるJavaVMのオプションについて説明します。JavaVMのオプションには標準で指定できるオプションと,日立固有のJavaVM拡張オプションがあります。また,JavaVMのオプションは使用するサーバによってデフォルト値が異なります。日立固有のJavaVM拡張オプションの詳細については,「19.1 日立固有のJavaVM拡張オプションの一覧」を参照してください。Java HotSpot VMのオプションの詳細については「19.5 Cosminexusで指定できるJava HotSpot VMのオプション」を参照してください。
J2EEサーバのadd.jvm.argで指定できるJavaVMのオプションを次に示します。
J2EEサーバでのJavaVMオプションのデフォルト値を示します。
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