Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)
J2SEのプロパティファイル形式です。
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
cjclstartapコマンドを使用する場合に,Javaアプリケーションを実行するJavaVMのシステムプロパティを指定します。
usrconf.propertiesとusrconf.cfgのadd.jvm.argの-Dに同じキーが指定されている場合は,usrconf.propertiesの値が優先されます。
Javaアプリケーションを実行中に,このファイルの内容を変更した場合,変更した内容は,次回Javaアプリケーションを起動したときに反映されます。
Javaアプリケーションの開始コマンドでは,次に示すシステムプロパティのキーに値を設定することで,Javaアプリケーションの動作をカスタマイズできます。
ここでは,キーを次の分類に分けて説明します。
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるキーを次の表に示します。
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.applicationから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(b) ejbserver.applicationから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.appname | なし | AppNameのフィールドに出力するデフォルトのアプリケーション名を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.autoFlush.enabled | 独自 | メッセージ出力後にflushをするかどうかを指定します。
|
false |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.count | なし | ログファイルの面数を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.encoding | なし | 出力する文字列のエンコーディングを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.filter | なし | 使用するフィルタを,パッケージ名を含むフルネームで指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.formatter | なし | 使用するフォーマッタを,パッケージ名を含むフルネームで指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.level | なし | ログの取得レベルの上限を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.limit | なし | ログファイルの容量を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.msgid | なし | MsgIDのフィールドに出力するデフォルトのメッセージIDを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.path | あり | ログファイル名のプリフィックスを1〜255バイトの範囲で指定します。パスは,相対パスで指定します。なお,パス名の終端に,半角数値を指定しないでください。 ここで指定したプリフィックスに"xx(1〜16の整数).log"が付加された値が,トレース情報ファイルの名称になります。 パスに指定された半角英文字の大文字と小文字は区別されません。また,パス値の長さは,次のA+B+C値の合計が値の範囲に収まるよう指定してください。
このほか,パスを指定するときには次の点に注意してください。
|
− |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.separator | なし | CJSimpleFormatterを利用して,1文でメッセージを出力するためのセパレータを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.loggers | なし | 使用するロガーの名称を宣言します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※2.filter | なし | ロガーで使用するフィルタを,パッケージ名を含むフルネームで指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※2.handlers | なし | 指定のロガー名称に対して,ハンドラクラスを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※2.level | なし | ロガーのログ出力レベルを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※2.useParentHandlers | なし | ログレコードを受け取ったロガーから,親ロガーの接続しているハンドラへログレコードを伝播させるかどうかを指定します。 | − |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.clientから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(c) ejbserver.clientから始まるキー」を参照してください。
なお,uCosminexus Clientを使用する場合は,格納ディレクトリの「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC」を,「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CCL」と読み替えてください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.client.ctm.RequestPriority | なし | CTM内のキューに滞留したリクエストを引き出す時のプライオリティ(優先順位)を指定します。 | − |
ejbserver.client.ejb.log | 独自 | ejbserver.client.log.directoryキーに指定したディレクトリの下のJavaアプリケーションが出力するメッセージのログ出力先のディレクトリ名を1〜16バイトの範囲で指定します。指定できる文字は,半角英数字,アンダースコア(_),およびハイフン(-)だけです。ディレクトリのパス区切り文字には,スラッシュ(/)を使用してください。複数のJavaアプリケーションを使用する場合は,EJBアプリケーションごとに,ログ出力先を指定してください。 アクセス権がないディレクトリまたはファイル名を指定した場合は,KDJE51003-Eのメッセージが標準出力とcjlogger.logファイルに出力され,Javaアプリケーションが終了します。 |
|
ejbserver.client.log.appid | 独自 | Javaアプリケーションのログ出力先のサブディレクトリ名を1〜16バイトで指定します。 指定できる文字は,半角英数字,アンダースコア(_),およびハイフン(-)だけです。このキーを指定した場合は,毎回同じサブディレクトリが使用されるため,サブディレクトリの削除はされません。一つのJavaアプリケーションを複数起動しない場合に使用すると,専用のサブディレクトリでログファイルを管理できます。複数同時に起動する場合,このキーは指定しないでください。 16バイトを超える文字列を指定した場合は,KDJE51002-Wのメッセージがcjlogger.logファイルに出力され,通常値が使用されます。 サブディレクトリ専有モードの通常値として使用されるEJBクライアントアプリケーション識別IDには,vbjコマンドの場合,Javaアプリケーションの開始時刻とプロセスIDが使用されます。 |
|
ejbserver.client.log.directory | 独自 | Javaアプリケーションのログ出力先の絶対パスを1〜200バイトで指定します。 指定できる文字は,半角英数字,アンダースコア(_),ハイフン(-),およびスペース( )だけです。なお,スペースを指定できるのはWindowsの場合だけです。空白文字※を含むディレクトリを指定する場合は,パス名を引用符で囲んでください。例えば,C:\logs\ejb clientを設定する場合は,次のように指定します。 ejbserver.client.log.directory="C:\logs\ejb client"200バイトを超えるパスを指定した場合はKDJE51001-Wのメッセージ,指定がない場合はKDJE51002-Wのメッセージがcjlogger.logファイルに出力され,通常値が使用されます。 ディレクトリにアクセス権がない場合や,ファイル名を指定した場合は,KDJE51003-Eのメッセージが標準出力とcjlogger.logファイルに出力され,Javaアプリケーションが終了します。 通常値を使用する場合で,Cosminexus Developer's Kit for Java以外のJavaを使用してJavaアプリケーションを起動した場合は,KDJE51004-Wのメッセージがcjlogger.logファイルに出力され,Javaアプリケーション実行ディレクトリが使用されます。 Windowsの場合,UNC名を含むパスは指定できません。UNIXの場合,nfsマウントされたディスク上へのパスは指定できません。 |
なし |
ejbserver.client.log.directorynum | 独自 | Javaアプリケーションのログ出力先のサブディレクトリ数を,1〜16の整数値で指定します。 指定したサブディレクトリ数を超えた場合は,いちばん古いclient_process_endファイルがあるサブディレクトリが削除されます。なお,0を指定した場合,サブディレクトリ数は無制限になり,サブディレクトリは削除されません。ejbserver.client.log.directoryに通常値のディレクトリを使用する場合は,このキーを指定しないでください。指定がない場合や0〜16以外の値を指定した場合は,KDJE51002-Wのメッセージがcjlogger.logファイルに出力され,通常値が使用されます。 Javaアプリケーションを同時に17個以上起動する場合は,このキーには0を指定してください。この場合,サブディレクトリの管理にはcjcldellogコマンドを使用してください。 また,複数のJavaアプリケーションを同時に起動する場合,KDJE51005-Wのメッセージが頻繁に出力されるときには,サブディレクトリ数がこのキー値を超えていることがあります。この場合,このキーに0を指定して,cjcldellogコマンドを使用してサブディレクトリを管理してください。なお,このメッセージが出力される場合も,Javaアプリケーションは問題なく動作します。 cjcldellogコマンドについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjcldellog(Javaアプリケーションのシステムログ出力先サブディレクトリの削除)」を参照してください。 なお,次の場合,このキーの指定は無効になります。 ejbserver.client.log.appidキーを指定した場合 サブディレクトリ共有モードの場合 |
なし |
ejbserver.client.log.lockInterval | 独自 | ログファイルの排他処理に失敗したときのリトライ間隔(単位:ミリ秒)を0〜2147483647の整数値で指定します。範囲外の値や整数値以外を指定した場合は,KDJE51002-Wのメッセージがcjlogger.logファイルに出力されて,デフォルト値が使用されます。サブディレクトリ共有モードで動作するJavaアプリケーションがcjlogger.logファイルにKDJE90002-Eメッセージを出力して終了する場合に使用します。このプロパティは,サブディレクトリ共有モードで有効です。サブディレクトリ専有モードの場合は無視されます。 | 10 |
ejbserver.client.log.lockRetryCount | 独自 | ログファイルの排他処理に失敗したときのリトライ回数(単位:回)を0〜2147483647の整数値で指定します。範囲外の値や整数値以外を指定した場合は,KDJE51002-Wのメッセージをcjlogger.logファイルに出力して,デフォルト値を使用します。サブディレクトリ共有モードで動作するJavaアプリケーションがcjlogger.logファイルにKDJE90002-Eメッセージを出力して終了する場合に使用します。このプロパティは,サブディレクトリ共有モードで有効です。サブディレクトリ専有モードの場合は無視されます。 | 1000 |
ejbserver.client.transaction.clientName | 独自 | トランザクションサービスが使用するクライアント名を1〜128文字の文字列で指定します。使用できる文字は,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)またはハイフン(-)です。 ここに設定するクライアント名は,Javaアプリケーションのプロセスごとに別の名前を設定する必要があります。 また,同一マシン上で動作するJ2EEサーバ名とは別の名前にする必要があります。 |
なし |
ejbserver.client.transaction.enabled | 独自 | Javaアプリケーションでトランザクションを使用するかどうかを指定します。
|
false |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.containerから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(h) ejbserver.containerから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.container.rebindpolicy | なし | EJBメソッドの呼び出し時に通信障害が発生した場合の,EJBクライアント側でのコネクションの再接続動作とリクエストの再送動作を指定します。 | − |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.distributedtxから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(k) ejbserver.distributedtxから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.distributedtx.ots.status.directory1 | あり | インプロセストランザクションサービスのステータスファイル,および保守資料としてのステータスファイルのバックアップを格納するディレクトリを指定します。パス区切り文字は”/”を使用してください。 アプリケーションサーバで相対パスを指定した場合,次のディレクトリからのパスとなります。
同一マシン内で稼働するほかのJ2EEサーバや,ほかのJavaアプリケーションプロセスと重ならないように,別のディレクトリを指定する必要があります。 |
なし |
ejbserver.distributedtx.ots.status.directory2 | なし | インプロセストランザクションサービスのステータスファイルを二重化する場合,予備ステータスファイルおよび保守資料としての予備ステータスファイルのバックアップを格納するディレクトリを指定します。 | − |
ejbserver.distributedtx.recovery.port | あり | トランザクションリカバリで使用する固定ポート番号を1〜65535の整数値で指定します。無効な値を指定した場合や指定したポートがすでに使用されていた場合には,初期化処理がエラーとなります。 | なし |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.jndiから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(s) ejbserver.jndiから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.jndi.cache | あり | 分散オブジェクトのキャッシングをするかどうかを指定します。
|
off |
ejbserver.jndi.cache.interval | あり | 分散オブジェクトのキャッシングをする場合,キャッシュをクリアする間隔(単位:秒)を0〜2147483647の整数値で指定します。ただし,1〜2147483647以外の値を指定した場合,クリアしません。また,javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClassキーにcom.hitachi.software.ejb.rmi.PortableRemoteObjectを,javax.rmi.CORBA.UtilClassキーにcom.hitachi.software.ejb.rmi.Utilを指定する必要があります。 ネーミングサービスの障害検知機能を使用している場合は,短い値(60秒)を指定することを推奨します。 |
− |
ejbserver.jndi.cache.interval.clear.option | なし | インターバル経過後のネーミングでのキャッシュ領域に対する動作を決定します。 | − |
ejbserver.jndi.namingservice.group.list | なし | ラウンドロビン検索をする場合に,検索対象になる論理ネーミングサービスのグループを定義します。 | − |
ejbserver.jndi.namingservice.group.<Specify group name>.providerurls | なし | 各グループに属するネーミングサービスのルート位置を指定します。 | − |
ejbserver.jndi.request.timeout | なし | ネーミングサービスとの通信タイムアウト時間を指定します。 | − |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.jtaから始まるキーを次に示します。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.jta.TransactionManager.defaultTimeOut | あり | Javaアプリケーションで開始されるトランザクションのトランザクションタイムアウトのデフォルト値(単位:秒)を次の範囲で指定します。
|
− |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.loggerから始まるキーを次に示します。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>※.filenum | あり | Javaアプリケーションのログファイルの面数を指定します。
|
2 |
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>※.filesize | あり | Javaアプリケーションのログファイルのサイズを指定します。
|
1048576 |
ejbserver.logger.enabled.* | あり | ログレベルを指定します。Error,Warning,Information,Debugのうち,一つまたは複数を指定します。 一つだけ指定した場合は,該当するログレベルのログだけが出力されます。複数指定する場合は,レベル名の文字列の間をコンマ(,)で区切ります。 なお,シェルスクリプトを使用してシステムプロパティを設定する場合,このキーは指定できません。 |
Error |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.rmiから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(z) ejbserver.rmiから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.rmi.request.timeout | なし | クライアントとサーバ間の通信タイムアウト時間(単位:秒)を指定します。 | − |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.securityから始まるキーを次に示します。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.security.service.url | 独自 | セキュリティ認証処理をするJ2EEサーバが接続されているCORBAネーミングサービスを指定します。java.naming.provider.urlで指定されたネーミングサービス以外のネーミングサービスに接続しているJ2EEサーバで認証処理をする場合に指定します。なお,接続するJ2EEサーバ名は,ejbserver.serverNameキーに指定しておく必要があります。 corbaname形式で指定してください。省略した場合は,java.naming.provider.urlで指定されたネーミングサービスが使用されます。 (指定形式) corbaname::<ネーミングサービスのホスト名>:<ネーミングサービスのポート番号> |
corbaname::localhost:900 |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.serverから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(aa) ejbserver.serverから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.serverName | 独自 | Javaアプリケーションが接続するJ2EEサーバのサーバ名称を指定します。 | なし |
ejbserver.server.prf.PRFID | なし | PRF識別子を指定します。 | − |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.stdoutlogから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ac) ejbserver.stdoutlogから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.stdoutlog.autoflush | なし | ユーザ出力ログおよびユーザエラーログの自動フラッシュ機能を有効にするかどうかを指定します。 | − |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるjavaから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(af) javaから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
java.naming.factory.initial | あり | JNDIのInitialContextがデレゲートするコンテキストの実装クラスのファクトリクラスを指定します。各設定値での動作を次に示します。
|
− |
java.naming.provider.url | 独自 | Javaアプリケーションが利用するCORBAネーミングサービスのホスト名称とポート番号を指定します。このCORBAネーミングサービスは,該当するJavaアプリケーションから呼び出すJ2EEサーバが利用しているものです。 なお,旧バージョンで使用されていたプロトコル(iioplocまたはiiopname)と互換性があります。 (指定形式) corbaname::[ホスト名称]:[ポート番号] |
なし |
javax.xml.datatype.DatatypeFactory | 独自 | javax.xml.datatype.DatatypeFactoryの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.parsers.jaxp.datatype.DatatypeFactoryImpl |
javax.xml.parsers.DocumentBuilderFactory | 独自 | javax.xml.parsers.DocumentBuilderFactoryの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.parsers.jaxp.DocumentBuilderFactoryImpl |
javax.xml.parsers.SAXParserFactory | 独自 | javax.xml.parsers.SAXParserFactoryの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.parsers.jaxp.SAXParserFactoryImpl |
javax.xml.transform.TransformerFactory | 独自 | javax.xml.transform.TransformerFactoryの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.transform.processor.TransformerFactoryImpl |
javax.xml.xpath.XPathFactory\:http\://java.sun.com/jaxp/xpath/dom | 独自 | javax.xml.xpath.XPathFactoryの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.xpath.jaxp.XPathFactoryImpl |
javax.xml.validation.SchemaFactory\:http\://www.w3.org/2001/XMLSchema | 独自 | javax.xml.validation.SchemaFactoryの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.parsers.jaxp.validation.XMLSchemaFactory |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるorgから始まるキーを次に示します。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
org.w3c.dom.DOMImplementationSourceList | 独自 | org.w3c.dom.DOMImplementationSourceListの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.parsers.dom.DOMXSImplementationSourceImpl |
org.xml.sax.driver | 独自 | org.xml.sax.driverの実装クラス名を指定します。 | com.cosminexus.jaxp.impl.parsers.parsers.SAXParser |
org.xml.sax.parser | 独自 | org.xml.sax.parserの実装クラス名を指定します。 | org.xml.sax.helpers.XMLReaderAdapter |
Javaアプリケーション用usrconf.propertiesファイルで指定できるvbroker.orbから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ah) vbrokerから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | 差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
vbroker.orb.htc.comt.entryCount | なし | Cosminexus TPBroker通信トレースファイル1個当たりのエントリ数の上限値を指定します。 | − |
vbroker.orb.htc.comt.fileCount | なし | Cosminexus TPBroker通信トレースファイルの個数の上限値を指定します。 | 15 |
vbroker.orb.htc.tracePath | あり | Cosminexus TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを1〜210バイトの範囲で指定します。指定するパスは,Javaアプリケーションごとにユニークにしてください。指定したパスのサブディレクトリとしてcomtrcとmdltrcをあらかじめ作成しておく必要があります。デフォルトの出力先の場合,サブディレクトリcomtrcとmdltrcはJavaアプリケーション初回起動時に自動作成されます。 ディレクトリのパスの区切り記号には,"/"を使用してください。例えば,workディレクトリとして/temp/workを設定する場合,次のように指定します。 vbroker.orb.htc.tracePath=/temp/work |
|
java.naming.provider.url=corbaname::localhost:900 ejbserver.serverName=MyServer
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