Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)

[目次][索引][前へ][次へ]

4.1 Smart Composer機能で使用するファイルの一覧

Smart Composer機能で使用するファイルについて説明します。使用するファイルはJ2EEアプリケーションを実行するシステムとバッチアプリケーションを実行するシステムで異なります。システムごとに使用するファイルについて説明します。

<この節の構成>
(1) J2EEアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル
(2) バッチアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル

(1) J2EEアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル

J2EEアプリケーションを実行するシステムで使用するファイルの一覧を次の表に示します。

表4-1 J2EEアプリケーションを実行するシステムで使用するファイルの一覧

分類 ファイル名称 概要
コマンドの動作環境設定ファイル cmxserver.properties(サーバ設定プロパティファイル) Smart Composer機能のコマンドの実行環境を設定します。
.cmxrc(クライアント設定プロパティファイル) Smart Composer機能のコマンドの共通引数のデフォルト値を設定できます。
クライアントごとに,異なるデフォルト値を設定したい場合に使用します。
cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル) Smart Composer機能のコマンドの共通引数のデフォルト値を設定できます。
すべてのクライアントに,共通のデフォルト値を設定したい場合に使用します。
lb.properties(負荷分散機定義プロパティファイル) 負荷分散機へのアクセスに必要な接続情報を設定します。
Webシステム構築用定義ファイル 簡易構築定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築するWebシステムを定義します。
構成変更定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築したWebシステムの構成変更内容を定義します。
論理サーバ参照定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築したWebシステム中のサービスユニットに追加する,論理ユーザサーバを定義します。
スケールアウト用ホスト定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築した,ホスト単位管理モデルのWebシステムをスケールアウトする場合に,複製先のWebシステムの構成内容を定義します。

注※ 論理サーバ参照定義ファイルは旧バージョンとの互換用ファイルです。07-50以降,論理ユーザサーバを設定する場合は,簡易構築定義ファイルを使用してください。


(2) バッチアプリケーションを実行するシステムで使用するファイル

バッチアプリケーションを実行するシステムで使用するファイルの一覧を次の表に示します。

表4-2 バッチアプリケーションを実行するシステムで使用するファイルの一覧

分類 ファイル名称 概要
コマンドの動作環境設定ファイル cmxserver.properties(サーバ設定プロパティファイル) Smart Composer機能のコマンドの実行環境を設定します。
.cmxrc(クライアント設定プロパティファイル) Smart Composer機能のコマンドの共通引数のデフォルト値を設定できます。
クライアントごとに,異なるデフォルト値を設定したい場合に使用します。
cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル) Smart Composer機能のコマンドの共通引数のデフォルト値を設定できます。
すべてのクライアントに,共通のデフォルト値を設定したい場合に使用します。
Webシステム構築用定義ファイル 簡易構築定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築するWebシステムを定義します。
構成変更定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築したWebシステムの構成変更内容を定義します。
スケールアウト用ホスト定義ファイル Smart Composer機能のコマンドで構築した,ホスト単位管理モデルのWebシステムをスケールアウトする場合に,複製先のWebシステムの構成内容を定義します。