16.1.2 稼働監視機能の監視項目
稼働監視機能の監視項目の種類を次の表に示します。設定方法などの詳細については,該当する項を参照してください。
|
監視項目 |
概要 |
設定方法の説明個所 |
|---|---|---|
|
プロセス起動監視 |
モニタ対象プロセス※の起動が成功したかどうかを監視します。 モニタ対象プロセス起動失敗時のスナップショットログ収集によって,失敗要因の解析・特定を容易にする目的があります。 |
|
|
ハートビート監視 |
モニタ対象プロセス※のハングアップを監視します。 モニタ対象プロセス側からの定期的なハートビート送信によって,モニタ対象プロセスへのHTTPリクエストによるヘルスチェックよりも迅速に障害検知し,素早い障害対策を図る目的があります。 |
|
|
プロセス生存監視 |
モニタ対象プロセス※の生存状況を監視します。 モニタ対象プロセスが異常終了した場合,スナップショットログが収集される前にユーザコマンドを実行することで,素早い障害対策を図る目的があります。 |
|
|
ヘルスチェック |
TomcatのHTTPリクエスト受付のヘルスチェックをします。 障害検知時のスナップショットログ収集によって,障害要因の解析・特定を容易にする目的があります。 |
|
|
リクエスト処理の停滞監視 |
TomcatのHTTPリクエスト処理のスローダウン・ハングアップを監視します。 モニタ対象プロセス※側からの定期的なリクエスト処理スレッド情報の送信によって,リクエスト処理のスローダウン・ハングアップを迅速に検知し,素早い障害対策を図る目的があります。 |
- 注※
-
実行可能JAR/WAR形式の場合のモニタ対象プロセスは,「実行可能JAR/WARプロセス」です。WARデプロイ形式の場合のモニタ対象プロセスは,「Tomcatサーバプロセス」です。