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uCosminexus Application Runtime for Spring Boot ユーザーズガイド


16.1 稼働監視機能の概要

稼働監視機能とは,ヘルスチェックを代行し,Push型で障害を通知できる仕組みです。

アプリケーション自体にリクエストを試行するPull型のヘルスチェックでは,次の場合に障害発生の検知が遅れてしまうことがあります。

稼働監視機能の障害通知によって,エラーレートの低減や,素早い障害対策を図ることができます。

稼働監視機能では,各監視項目が障害発生時などに発行するイベントを監視することで,次の問題を把握できます。

また,イベント検知時に次の処理を実行させることもできます。

この節では,稼働監視機能の位置づけ,監視項目,検知したイベントに対するアクション,および検知内容の出力(イベントプロパティ)を説明します。

〈この節の構成〉