1.5.4 ユーザーコンテンツ取得機能
- 〈この項の構成〉
(1) 概要
ユーザーコンテンツの検索情報が格納されている検索サービス上のインデックスに対して,検索クエリを送信する機能です。この機能により,生成AI連携が連携するLLMが学習済みのデータだけではなく,エンドユーザーが独自に所有しているマニュアルやFAQ,ナレッジベースなどの情報と,それらの情報へのアクセスURLも踏まえた回答を可能にしています。
また,本機能で利用する検索サービスは,生成AIサービスのベンダーに依存しません(例:Azure OpenAI ServiceとKnowledge Bases for Amazon Bedrock)。
- 重要
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ユーザーコンテンツにパーソナルデータや機密データは配置しないでください。配置した場合,回答内容およびログに上記データを含むことがあります。
(02-40以降)
ユーザーコンテンツ取得機能はAzure AI Search検索ツールまたはKnowledge Bases for Amazon Bedrock検索ツールを一つまたは複数利用して実現します。複数利用することで,複数のナレッジ(例えば,システムごとに運用手順書を格納するインデックスを分けている場合など)を横断して検索・回答することができます。
本機能の仕様は以下の通りです。
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# |
項目 |
仕様 |
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1 |
ツール上限 |
1つのナレッジ検索エージェントに対して,最大10個まで連携可能です。ナレッジ検索エージェントのノードプロンプトのパラメータTOOLSにて利用するツール名を指定し,複数定義します。 |
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2 |
ツールの実行回数 |
1回の問い合わせ実行につき実行する検索ツールの回数は原則1回であり,実行回数をナレッジ検索エージェントのプロンプトにより制御しています。変更することで複数回実行することも可能ですが,応答速度の遅延やタイムアウト発生の可能性が高くなるため,用途に応じてチューニングを行う必要があります。 |
(2) ユーザー利用方法
本機能を利用するためには,「2.2.2検索サービスの接続設定」を参照してください。