付録A.9 デスクトップヒープの指定値を変更する
ストレージシステムを起動すると、SVP内で動作するプロセスに応じて、デスクトップヒープの消費量が増加します。デスクトップヒープが不足すると、ストレージシステムのサービスが正常に開始しない、あるいはGUIの操作が失敗するなどの不具合の原因になります。このためデスクトップヒープを、同時に起動するストレージシステムの台数に対応する指定値に変更してください。
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16台以下のストレージシステムを同時に起動する場合
「3.2.46 デスクトップヒープの指定値をバッチファイルで変更する」を参照して、指定値を変更してください。
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17台以上のストレージシステムを同時に起動する場合
「3.2.47 デスクトップヒープの指定値を手動で変更する」を参照して、指定値を変更してください。
デスクトップヒープの指定値をWindowsのデフォルト値に戻す場合は、「3.2.48 デスクトップヒープの指定値をWindowsのデフォルト値に戻す」を実施してください。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790の場合、本節の内容は対象外です。
- 〈この項の構成〉
(1) デスクトップヒープの指定値をバッチファイルで変更する
背景
バッチファイルを実行してデスクトップヒープの指定値を変更します。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790の場合、本項の内容は対象外です。
- ヒント
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管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、SVPを操作することもできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。
操作手順
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SVP でWindows のコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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カレントディレクトリをツールが存在するディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
cd /d C:\Mapp\wk\Supervisor\MappIniSet
MappsetHeapMemoryExpand.bat
- ヒント
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C:\Mapp:ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールディレクトリを示します。
「C:\Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:\Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。
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完了メッセージが表示されます。
SVP を再起動するメッセージが表示された場合は、SVP を再起動します(「3.18.3 SVPを再起動する」参照)。
再起動のメッセージが表示されない場合は手順4以降を実行してください。
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「続行するには何かキーを押してください...」のメッセージが表示されます。任意のキーを入力します。
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コマンドプロンプトを閉じます。
(2) デスクトップヒープの指定値を手動で変更する
背景
デスクトップヒープの指定値を手動で変更します。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790の場合、本項の内容は対象外です。
- ヒント
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管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、SVPを操作することもできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。
操作手順
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SVPでWindowsの[スタート]メニューから、[プログラムとファイルの検索]にregedit.exeを入力し、管理者権限で起動します。
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以下に従いデスクトップヒープの指定値を変更してください。
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レジストリキー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems
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レジストリ値
Windows
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値
%SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory=\Windows SharedSection=1024,20480,768 Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1 ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3 ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2 ServerDll=sxssrv,4 ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16
変更するパラメータは、SharedSectionの3番目のパラメータ(上記では「768」)を変更してください。
このパラメータが768の場合は,システムは各デスクトップに対して768KBのヒープを割り当てます。
3番目のパラメータが省略されている場合は,2番目の値(20,480KB)を割り当てます。
以下の計算式を参照して指定値を決定してください。
計算式
現在設定されているデスクトップヒープの指定値+100×同時にサービスを開始するストレージシステムの台数(単位:KB)
- メモ
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Windowsのデスクトップヒープ値のデフォルト値は768KBです。
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SVPを再起動してください(「3.18.3 SVPを再起動する」参照)。
管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続してSVPを再起動すると、リモートデスクトップ接続が切断します。
(3) デスクトップヒープの指定値をWindowsのデフォルト値に戻す
背景
デスクトップヒープの指定値をWindows のデフォルト値に戻します。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790の場合、本項の内容は対象外です。
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この手順を実行するとデスクトップヒープの指定値がWindowsのデフォルト値に戻ります。他のアプリケーションの動作に影響がある場合があるので、注意して実行してください。
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- ヒント
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管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、SVPを操作することもできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。
操作手順
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SVPでWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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カレントディレクトリをツールが存在するディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
cd /d C:\Mapp\wk\Supervisor\MappIniSet
MappsetHeapMemoryInit.bat
- ヒント
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C:\Mapp:ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールディレクトリを示します。
「C:\Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:\Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。
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SVPを再起動するメッセージが表示されるので、SVPを再起動します(「3.18.3 SVPを再起動する」参照)。
管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続してSVPを再起動すると、リモートデスクトップ接続が切断します。