3.2.44 管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録する
背景
管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録すると、そのストレージシステム専用のSVPソフトウェア(Storage Navigator)が割り当てられます。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790の場合、ストレージシステムが登録されたSVPが納入されます。ただし、「(1) 管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録する(VSP E590およびVSP E790の場合)」を参照して、ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアの設定内容を確認し、必要に応じてお客様の環境に合わせて変更してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録する(VSP E590およびVSP E790の場合)
背景
ストレージシステムが登録されたSVPが納入されます。必要に応じてお客様の環境に合わせて変更してください。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790以外の場合、本項の内容は対象外です。
前提条件
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登録するストレージシステムの電源がONになっていること。
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SVPおよびストレージシステムのIPアドレスが設定済、かつ接続されていること。
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Windowsのイベントビューアーが起動していないこと。
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ストレージシステムのサービスが停止していること。
操作手順
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Windowsの[スタート]メニューから、[Hitachi Device Manager-Storage Navigator]-[Storage Device List]を右クリックし、[その他]-[ファイルの場所を開く]を選択します。
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[Storage Device List]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。
- ヒント
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SVPデスクトップ上の[Open StorageDeviceList]アイコンを右クリックして、[管理者として実行]を選択することでもStorage Device Listを起動できます。
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[Storage Device List]画面が表示されます。右上のSVP IP Addressのテキストリンクをクリックします。
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[Change SVP IP Address]画面が表示されます。
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変更後のIPアドレスを入力し[Apply]をクリックします。
- メモ
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ストレージシステムの各CTLや管理クライアントとSVPを直結している場合は、ブリッジ接続時に設定したIPアドレスを入力してください。
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[Storage Device List]画面右上の[SVP IP Address]横に、変更後のIPアドレスが表示されていることを確認してください。
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[Storage Device List]画面で、編集するストレージシステムの[Edit]をクリックします。
[Edit System]画面が表示されます。
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変更事項を入力し、[Apply]をクリックします。
- メモ
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[Software]を変更する場合は、[System Selection]の[Manual]を選択して設定しないでください。
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SVPの再起動時にストレージシステムのサービスを自動で開始させる場合は、[SVPが再起動したときに自動的にサービスを開始する]をチェックしてください。
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[CTL1]と[CTL2]には、maintenance utilityのネットワーク画面のCTL1とCTL2のIPアドレスを指定します。IPアドレスの代わりにDNSサーバに登録したホスト名でも指定できます。Storage Navigatorのサービスを起動する前に、DNSサーバへ「3.2.31 ストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定する」で設定したIPアドレスと、ホスト名を登録してください。ホスト名で指定する場合は、[Identifier]を選択し、DNSサーバに登録したホスト名を入力してください。なお、CTL1とCTL2に同じホスト名を指定できません。
ストレージシステムを、ホスト名で登録している場合、SVP のWindows に設定が必要です。DNSサフィックスに、CTL1、CTL2 に設定しているホストのドメイン名を追加してください(「3.2.32 DNSサフィックスの設定」を参照)。
DNSサーバに登録済のCTL1とCTL2のIPアドレスを変更した場合は、DNSサーバの設定変更後に、SVPのコマンドプロンプトで「ipconfig /flushdns」コマンドを実行してください。このコマンドを実行しない場合、SVPのDNSキャッシュが最大1時間クリアされないため、SVPからストレージシステムに接続できません。
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(2) 管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録する(VSP E590およびVSP E790以外の場合)
背景
SVPの管理対象となるストレージシステムを、SVPに登録します。
所要時間は登録するストレージシステムあたり10分程度です。
- メモ
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VSP E590およびVSP E790の場合、本項の内容は対象外です。
- ヒント
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管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、リモートでストレージシステムの登録を行うこともできます。ただし、リモートデスクトップセッションホストを使用した接続はできません。SVPにDVDドライブが搭載されていない場合は、リモートデスクトップ接続して管理クライアントのDVDドライブを使用します。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。
- 注意
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1台のSVPに最大8台のストレージシステムを登録できますが、同時に起動できるストレージシステムの台数はSVPのハードウェアに依存します。「(1) SVPのハードウェア条件(VSP E590およびVSP E790以外)」に示すSVPのハードウェア条件を参照して、同時に起動できるストレージシステムの台数を確認してください。
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ストレージシステムを起動すると、SVP内で動作するプロセスに応じて、デスクトップヒープの消費量が増加します。「3.2.45 デスクトップヒープの指定値を変更する」を参照してデスクトップヒープとして使用するメモリ領域を確保してください。
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前提条件
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登録するストレージシステムの電源がONになっていること。
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SVPおよびストレージシステムのIPアドレスが設定済、かつ接続されていること。
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登録するストレージシステムの台数に必要なSVPの条件を満たしていること。
条件は、「(1) SVPのハードウェア条件(VSP E590およびVSP E790以外)」を参照してください。
「3.2.43 インストール作業手順」の手順8から継続して作業を実施します。
操作手順
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SVPとストレージシステムの接続に使用するポートのIPアドレスを入力して、[Apply]をクリックします。
- メモ
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ストレージシステムの各CTLや管理クライアントとSVPを直結している場合は、ブリッジ接続時に設定したIPアドレスを入力してください。
- ヒント
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IPアドレスの入力以降、この画面は表示されません。
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対象ストレージシステムの一覧画面が表示されます。[Add]をクリックします。
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[Add System]画面が表示されます。次に従い各設定項目を入力して、[Apply]をクリックします。
項目
内容
System Selection
ストレージシステム情報の入力方法を選択します。
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[Auto Discovery](デフォルト選択):ストレージシステム情報を自動で取得します。
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[Manual]※1:ストレージシステム情報を手動で設定します。
CTL1,CTL2※2
maintenance utilityのネットワーク画面のCTL1とCTL2のIPアドレスを指定します。IPアドレスの代わりにDNSサーバに登録したホスト名でも指定できます。
ホスト名で指定する場合は、[Identifier]を選択し、DNSサーバに登録したホスト名を入力してください。なお、CTL1とCTL2に同じホスト名を指定できません。
SVPのWindowsに対する設定も必要です。[コントロールパネル]からDNSサフィックスを追加する画面を表示して、CTL1、CTL2に設定するホストのドメイン名を追加してください(「3.2.32 DNSサフィックスの設定」参照)。
System Name
ストレージシステムの表示名を設定します。
入力できる文字数は、半角文字で180文字までです。
使用可能文字:半角英数字と記号(# $ % & ' * + - . / = ? @ ^ _ ` { | } ~)
半角の空白は使用できません。
Description
ストレージシステムの説明を設定します。Descriptionは、任意の項目です。
入力できる文字数は、半角文字で180文字までです。
User Name
ストレージシステムのユーザ名を入力します。
使用可能文字:半角英数字と記号(# $ % & ' * + - . / = ? @ ^ _ ` { | } ~)
Password
ストレージシステムのパスワードを入力します。
追加と同時にサービス起動を行わない ※3 ※4
ストレージシステムを追加するのと同時にサービス起動するかを選択します。
(デフォルトはチェックなし)
- 注※1
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保守員が手動で設定します。
ユーザは[Manual]を選択して設定しないでください。
- 注※2
-
ホスト名による接続先の指定ができないSVPソフトウェアのバージョンの場合は、「IP Address(CTL1), IP Address(CTL2)」と表示されます。
- 注※3
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複数台のストレージシステムを登録する場合は、このチェックボックスにチェックを入れて、追加と同時にサービスが開始されないように設定することを推奨します。
SVPの再起動時にストレージシステムのサービスを自動で開始させるための設定は、「3.20.22 Storage Device Listからストレージシステム情報を変更」を参照してください。
- 注※4
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このチェックボックスをチェックすると、Storage Device Listから起動される[Edit System]画面の[SVP再起動時に自動でサービスを開始する]は、チェックが外れた状態で登録されます。
(デフォルトでは、チェックが入っています。詳細は、「3.20.22 Storage Device Listからストレージシステム情報を変更」を参照してください。)
なお、ストレージシステムのサービスが起動されないと、エクスポートツール(ExportTool)は使用できません。
-
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対象ストレージシステムの一覧画面に入力したストレージシステムが追加されます。
- ヒント
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間違ったストレージシステムを追加してしまった場合は、削除したいストレージシステムを選択して[Remove]をクリックしてください。
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ストレージシステム追加と同時にファームウェアを更新するかどうかを選択します。
更新をするかどうか変更したいストレージシステムを選択して、[Select Update Objects]をクリックします。
-
[Select Update Objects]画面が表示されます。
[Firmware (Storage System)]のチェックを外し、[Apply]をクリックします。
- ヒント
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登録するストレージシステムは自動的に[Software (Storage Navigator)]がチェックされ、変更できません。
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手順2以降を繰り返して、使用するすべてのストレージシステムを登録し終わったら、対象ストレージシステムの一覧画面で[Apply]をクリックします。
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[Update software and firmware]画面が表示されるので、[Confirm]をクリックします。
更新実行画面が表示され、ソフトウェアの更新が自動で開始されます。
[Software (Storage Navigator)]列で、ソフトウェアの更新の状態が確認できます。
ソフトウェアの更新の状態は、以下の状態があります。
状態
内容
Waiting
ソフトウェアの更新を実施していません。
ソフトウェアの更新は1台ずつ実行されます。すでに別のストレージシステムのソフトウェアの更新が実行されている場合は、他のストレージシステムはこの状態になります。
In Progress
ソフトウェアの更新を実行中です。
Completed
ソフトウェアの更新が完了しています。
Failed
ソフトウェアの更新に失敗しました。
ストレージシステムを追加した場合は、追加が完了していない場合があります。クリックしてメッセージに従ってください。
(Not Update)
ソフトウェアの更新対象に選択されていません。
ストレージシステムを追加した場合は、この状態になることはありません。
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ソフトウェアの更新状態が[Completed]であることを確認し、[Close]をクリックします。
-
[Confirm]をクリックして、ツールを終了します。
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複数台のストレージシステムのサービスを同時に開始する場合は、「3.2.45 デスクトップヒープの指定値を変更する 」を参照して指定値を変更します。