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 システム管理者 クイックリファレンス


3.22.9 Storage Navigator操作時のトラブルシューティング

項番

障害内容

対処方法

1

装置登録成功後、操作中に何らかのエラーが発生した。または、ハングアップした。

3.22.29 バックグラウンドサービスログを使用したトラブルシューティング」を参照して、Storage Navigatorのバックグラウンドサービスの状態を確認して対処してください。バックグランドサービスに障害が発生していない場合は、項番2以降に従い対処してください。

保守ポートを使用している場合は、保守ポートの状態異常が原因で、管理ポートに接続したSVPに通信障害が発生している可能性があります。保守ポートのネットワーク状態を確認してください。

対処をしても障害が解消しない場合は、「3.19.17 ダンプツールを使用した採取」を参照して、ダンプファイルを採取し、保守員に送付してください。

採取に失敗した場合は、「3.19.18 手動によるダンプファイルの採取」を参照して、手動で該当するファイルを採取してください。

2

登録装置のサービスを止めずに登録しているユーザアカウント情報を変更したため、Storage Navigatorの操作中に“20122-208003”エラーが発生した。

Storage Device Listで、登録装置の[Stop Service]を実行してください。その後、[Edit]をクリックして、有効なユーザアカウント情報に登録し直してから、[Start Service]を実行してください。

3

Storage Navigatorの操作中に[Unable to launch application]と表示されている[Application Error]画面が表示された。

  1. [Application Error]画面の[OK]をクリックします。

  2. Storage Navigatorから、[Application Error]画面が表示される直前の操作を行ってください。

  3. 再度[Application Error]画面が表示された場合は、下記の操作手順4. 以降に従いJava コンソールの画面のコピーを採取して、弊社保守員にお渡しください。

    弊社保守員がJava コンソールの画面のコピーを早期に参照することにより、トラブルシューティングに要する時間が短縮される可能性が高まります。

  4. [Application Error]画面の[OK]をクリックします。

  5. Java コンソールの表示を設定します。

    SVP のWindows 画面で[スタート]-[コントロールパネル]-[Java]を選択し、[Javaコントロール・パネル]を表示します。

  6. [詳細]タブを選択します。

  7. [Java コンソール]の[コンソールを表示する]を選択して、 [OK]、または[了解]をクリックします。

  8. Storage Navigatorから、 [Application Error]画面が表示される直前の操作を行ってください。

    Java コンソールが表示されます。

  9. [Application Error]画面が表示されたら、[Javaコンソール]の[コピー]をクリックします。

    [Application Error]画面が表示されない場合は、Storage Navigatorが正常に動作しています。操作手順13. 以降に従い[Java コンソール]を閉じてください。

  10. テキストエディタなどを起動して、コピーしたテキストを貼り付けます。

  11. テキストファイルを保存します。

  12. [Application Error]画面の[OK]をクリックします。

  13. [コントロールパネル]-[Java]を選択し、[Javaコントロール・パネル]を表示します。

  14. [詳細]タブを選択します。

  15. [Java コンソール]の[コンソールを表示しない]を選択して、[OK]、または[了解]をクリックします。

  16. [コントロールパネル]画面を閉じます。

4

Web Console Launcherのメッセージとして、[Unable to launch application]と表示されている[Application Error]画面が表示された。

C:\Mapp\wk\supervisor\WCLauncher\logのフォルダをコピーして、弊社保守員にお渡しください。

「C:\Mapp」は、Web Console Launcherのインストールディレクトリを示します。 インストールディレクトリに「C:\Mapp」以外を指定した場合は、指定したインストールディレクトリに置き換えてください。

5

Storage Device Listに登録されているストレージシステムのサービスが起動と停止を繰り返す。

(8) ウィルス検出プログラムの使用に関する注意事項」と「3.2.41 デスクトップヒープの指定値を変更する」を参照し、ウィルス検出プログラムの設定とデスクトップヒープの指定値を変更してください。

設定変更後に、Storage Device Listの該当装置のサービスを停止してから、再度起動してください。

上記を実施しても回復しない場合は、「3.19.16 ダンプファイルの採取方法」を参照してダンプを採取したあと、弊社保守員に連絡してください。

6

Storage Navigatorのサブ画面を起動するときに、ファイルを開くプログラムを選択するためのダイアログボックスが表示される。

ダイアログボックスを閉じて、「3.19.27 Log Dump Ex Tool 画面の操作」に示す手順を実施してから、再度操作してください。

7

Storage Navigatorで登録したタスクが「実行待ち」の状態から「実行中」に進まない。

Storage Navigatorで複数のタスクを連続して登録すると、後から登録したタスクが「実行待ち」の状態となる場合があります。

「実行待ち」のタスクがある状態で、下記の操作や障害により、SVPとストレージシステム間の通信ができない状態になると、ストレージシステムにシステムロックが発生します。

  • SVPをシャットダウンした

  • SVPを管理LANから外した

  • 管理LANに障害が発生した

その後、SVPとストレージシステム間の通信ができる状態に戻しても、システムロックによりタスクが「実行待ち」の状態から進まなくなります。

この場合、maintenance utilityでシステムロックを解除してください。(「2.8.5 システムロックの強制解除」参照)

8

Storage Navigatorの操作中に、下記に示すいずれかのトラブルが発生した。

  • Storage Navigatorにログインしようとしたが、[20121-107022]エラーが発生した。

  • Storage Navigatorの操作中に、[20121-107097]エラーが発生した。

  • Storage Navigatorの操作中に、Loading状態からフリーズした。

  • Storage Navigatorの操作中に、ブラウザに503(Service Unavailable)が表示され、Storage Navigatorの画面が表示されなくなった。

Storage Device Listから該当の装置を選択し、サービスを停止してから再度起動してください。

トラブルが再発する場合は、「3.19.41 Jetty定期リブートの設定」を参照してJettyの定期リブート設定を有効にしてください。

9

SVPは、「3.1.5 管理するためのサーバ(SVP)要件」に示す仕様を満たしているが、Storage Navigatorの動作が遅い。

SVPのアンチウィルスソフトが動作していないか確認してください(「(8) ウィルス検出プログラムの使用に関する注意事項」参照)。

10

その他の障害

障害の内容に対応するHitachi Device Manager-Storage Navigatorユーザガイドの以下の章を参照し、対処してください。

  • 「Storage Navigatorのログインエラーと対策」

  • 「Storage Navigatorの異常終了、応答なし(ハングアップ)エラーと対策」

  • 「Storage Navigatorの画面の表示に関するエラーと対策」

  • 「UNIX上でStorage Navigatorを表示しているときのエラーと対策」

  • 「Storage Navigatorのそのほかのエラーと対策」

  • 「Storage Navigatorサブ画面でのトラブルシューティング」