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 システム管理者 クイックリファレンス


3.20.10 初期設定ウィザードによる設定変更

背景

初期設定ウィザードを使用すると、システム情報、日時設定、およびネットワーク設定を変更できます。設定が不要な項目はスキップできます。

注意
  • 他のユーザがストレージシステムにアクセスしている間は、日時設定の変更ができません。

  • SVPを使用している場合は、SVPのシステム日時も更新する必要があります。「3.2.32 管理サーバ(SVP)の初期設定を行う」を参照してください。

  • 処理が完了していないタスクがある状態でIPアドレスを変更しないでください(タスクの状態確認の方法については、「3.14.10 タスクの状態確認」を参照してください)。タスクが異常終了する可能性があります。

  • SVPを使用している場合は、SVPに登録したストレージシステムのIPアドレスも変更する必要があります。「3.20.22 Storage Device Listからストレージシステム情報を変更」を参照してください。

操作手順

  1. maintenance utilityにログインします。

  2. 左下の[メニュー]-[初期設定]を選択します。

  3. システム情報設定画面が表示されます。

    変更が不要な場合は[スキップ>]をクリックします。

    システム情報を変更する場合は、各項目を再設定します。

    システム情報を変更した場合は、設定内容を確認して[適用&次へ>]をクリックします。

  4. 日時設定画面が表示されます。

    変更が不要な場合は[スキップ>]をクリックします。

    UTCタイムゾーンを変更する場合は、[UTCタイムゾーン]を再設定します。

    NTPサーバを使用する場合は、[同期時刻]にNTPサーバに日時を問い合わせる時間を指定します。

    NTPサーバを使用しない場合は、[日時]に日付と時刻を設定します。

    日時設定を変更した場合は、設定内容を確認して[適用&次へ>]をクリックします。

  5. ネットワーク設定画面が表示されます。各項目を入力します。

    変更が不要な場合は[スキップ>]をクリックします。

    ネットワーク設定を変更する場合は、各項目を再設定します。
    注意
    • 管理サーバ(SVP)からストレージシステムのCTL1とCTL2にホスト名を使って接続できます(別途、管理サーバ(SVP)のStorage Device Listで設定)。

      ホスト名で接続する場合は、ここで設定したCTL1とCTL2のIPアドレスをDNSサーバに登録してください。DNSサーバ登録時の注意事項を示します。
      • CTL1とCTL2のIPアドレスに別々のホスト名を割り当ててください。同じホスト名に割り当てると、正常に通信できないおそれがあります。

      • 異なるストレージシステムのCTLのIPアドレスを同じホスト名に割り当てないでください。正常に通信できないおそれがあります。

      • 以下の規則に従ってホスト名を使用してください。
        • ホスト名の最大文字数は255文字です。

        • 半角英数字と以下の記号を使用できます。なお、半角スペースは使用できません。

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      SVPのWindowsに対する設定も必要です。[コントロールパネル]からDNSサフィックスを追加する画面を表示して、CTL1、CTL2に設定するホストのドメイン名を追加してください(「(23) DNSサフィックスの設定」参照)。

    各項目の詳細は、maintenance utilityのHelpを参照してください。

    ネットワーク設定画面の右下にある[?]をクリックするとHelpが表示されます。

    ネットワーク設定を変更した場合は、設定内容を確認して[適用>]をクリックします。

  6. 完了メッセージが表示されます。[閉じる]をクリックします。