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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.8.5 GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替える(URと併用しているとき)

GADURを併用しているときに、GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替える手順の流れを次に示します。

  1. セカンダリボリュームを指定してGADペアを中断(スワップサスペンド)します。

    コマンド例:pairsplit -g oraHA -RS -IH0

  2. セカンダリボリュームを指定してGADペアを再同期(スワップリシンク)します。

    コマンド例:pairresync -g oraHA -swaps -IH0

    正サイトのストレージシステムのボリュームがプライマリボリューム、GADの副サイトのストレージシステムのボリュームがセカンダリボリュームに変わります。

  3. サーバからGADペアのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームへ、2分程度I/Oを発行し続けます。

  4. デルタリシンク用URペアのプライマリボリュームの状態がPSUSであることを確認します。

    コマンド例:

    pairdisplay -g oraDELTA -fxce -IH0
    Group     PairVol(L/R)  (Port#,TID, LU),Seq#,  LDEV#.P/S,  
    Status,Fence, %,  P-LDEV#  M  CTG  JID  AP  EM  E-Seq#  E-LDEV#  R/W
    oraDELTA  dev2(L)       (CL1-A-1, 0, 1) 411111 2222. P-VOL 
    PSUS   ASYNC ,0   6666     -  0    0    -   -   -       -       -/-
    oraDELTA  dev2(R)       (CL1-A-1, 0, 1) 444444 6666. S-VOL 
    SSUS   ASYNC ,0   2222     -  0    0    -   -   -       -       -/-
    メモ

    Storage Navigatorでペア状態を確認する場合は、[ファイル]メニューから[すべて更新]を選択し、Storage Navigatorに表示される情報を更新してから、ペア状態を確認してください。デルタリシンク用URペアの状態がHOLDINGからHOLDに変わります。

  5. デルタリシンク用URペアのジャーナルのミラー状態がPJNSであることを確認します。

    コマンド例:

    pairdisplay -g oraDELTA -v jnl -IH0
    JID  MU  CTG  JNLS  AP  U(%)  Q-Marker  Q-CNT  D-SZ(BLK)  Seq#   Num  LDEV#
    000  1   1    PJNS  4   21    43216fde  30     512345     62500  1    39321 
  6. 障害を通知するSIMが発生していないことを確認します。