2.3.8 ジャーナルの構成を検討する
Universal Replicatorは、ボリュームに対するデータ更新順序の整合性を、ボリュームが属しているジャーナル単位に維持します。
アプリケーション(またはアプリケーションのグループ)と、ボリュームが整合性を保つための要件を理解した上で、ジャーナルの構成を検討してください。
例えば、データベースは通常2つのセクションに実装されます。データの実体はデータ格納領域にあり、データ格納領域にデータが格納された後に、完了したトランザクションがログに書き込まれます。ログがデータ格納領域とは別のジャーナルにある場合、システムが回復するまでにトランザクションが失われるおそれがあります。したがって、複製ボリュームの有効回復イメージを保証するために、データ格納領域とログの両方を同じジャーナルに置くことで、I/Oの整合性を保つ必要があります。