2.3.7 ジャーナルボリューム容量の算出
背景
書き込み作業負荷とリカバリポイント目標に使用する、ジャーナルボリュームの容量を算出します。
ジャーナルの容量の計算方法を次に示します。
操作手順
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書き込み作業負荷を測定します。
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システムのピーク書き込み作業負荷と、組織のリカバリポイント目標を使用してジャーナルの容量を算出してください。例を以下に示します。
リカバリポイント目標 = 2 時間
書き込み作業負荷 = 30 MB/秒
リカバリポイント目標への書き込み作業負荷を算出します。例では、2時間の書き込み作業負荷を次のように算出しています。
30 MB/秒 x 60 秒 = 1,800 MB/分
1,800 MB/分 x 60 分 = 108,000 MB/時間
108,000 MB/時間 x 2 時間 = 216,000 MB
基本となるジャーナルボリュームの容量 = 216,000 MB (216 GB)
ジャーナルボリューム容量とデータ転送帯域の容量は連携します。データを保護する対策を立てることで、データ転送帯域やジャーナルボリュームの容量の調整が可能になります。
- 注意
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マスタジャーナルボリュームに格納されているジャーナルデータは、そのジャーナルデータがリストアジャーナルのデータボリュームにリストアされるまで削除されません。このため、リストアジャーナルボリュームがマスタジャーナルボリュームよりも大きい場合、マスタジャーナルボリュームが先に満杯になります。また、災害リカバリを実施する場合、副サイトの格納領域には業務の作業負荷を取り扱うために十分なサイズが必要です。このため、リストアジャーナルの容量はマスタジャーナルと同じにする必要があります。