Hitachi

 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.3.4 書き込み作業負荷

書き込み作業負荷とは、業務システムごとに変更されるデータ量(MB/秒)のことです。書き込み作業負荷は、測定する時期や期間によって異なるため、長期間測定する必要があります。

計測データを使用して、作業負荷の平均値を算出し、作業負荷がピークになる場所を示し、精度の高い平均値を示します。次にピークの周期の平均を算出します。これらのベースの1つを使用して、リカバリポイント目標時間、例えば2時間を超えて蓄積するデータ量を算出します。これは、ジャーナルボリュームまたはシステムが必要とするデータ転送帯域の基本量になります。

平均値や、平均値を丸めたり、あるいはピークの作業負荷を選択するかどうかは、提供するデータパス(これもまた書き込み作業負荷によって決定されます)のデータ転送帯域の量をベースとしています。データ保護の計画に基づいて、データ転送帯域とジャーナルボリューム容量を一緒に検討してください。