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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.3.5 書き込み作業負荷の測定

背景

作業負荷データは、Performance MonitorまたはOSのパフォーマンスモニタリング機能を使用して集められます。読み取り/書き込みトランザクションの数、または1秒ごとの入出力(IOPS)も、同じソフトウェアで集められます。正確なデータ転送速度を測定するためには、IOPSを利用して、RAIDグループ構成や、Universal Replicatorシステムが必要とするファイバチャネルポートまたはiSCSIポートの数を確定します。各RAIDグループは最大のトランザクションスループットを持つとともに、ポートやマイクロプロセッサはIOPSのしきい値を持っています。

月、期、および年の繁忙期に、作業負荷やIOPSを収集します。これは、高負荷時や急上昇時に、多くのデータが変更される時、システムへの要求が最高になった時、システムの実際の作業負荷を表すデータを集める手助けとなります。これらの期間にわたってデータを収集することで、開発するUniversal Replicatorシステムがすべての作業負荷レベルでシステムをサポートすることを保証するようにします。

書き込み作業負荷とIOPSの測定方法を次に示します。

操作手順

  1. 性能監視用のソフトウェアを使用して、次の内容を収集します。

    • 複製される各物理ボリュームに対する1秒ごとのディスク書き込みバイト(MB/s)。

    • データは、通常期、繁忙期のサイクルを対象とするため、3、4週間の期間にわたって収集します。

    • データは、5分間の間隔で収集します。平均値を使用するなら、より短い間隔にした方がより正確になります。

  2. 収集期間の終了時に、必要なデータをMB/sに変換して、エクスポートツールで出力します。