1.12.5 ホストバスアダプタとポート間のトラフィックをモニタリング対象外にする
背景
モニタリングできるホストバスアダプタ(WWN)の数は、1つのポートにつき最大で32個です。そのため、1ポートに接続するホストバスアダプタが32個を超えた場合、33個目以降に接続したホストバスアダプタは、モニタリングの対象外になっています。この場合は、一部のホストバスアダプタとのトラフィックをモニタリングの対象外にしなければなりません。ホストの使用目的を考慮し、モニタリングが不要と考えられるホストバスアダプタを、次に示す手順に従って[モニター対象外]の下に移動させてください。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール
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Storage Navigatorのサブ画面を使用できること(詳細はHitachi Device Manager - Storage NavigatorユーザガイドのStorage Navigatorサブ画面の使い方に関する章を参照)。
操作手順
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次のどちらかの方法で、[性能モニタ]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[性能モニタ]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[分析]ツリーから[性能モニタ]を選択します。
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[Server Priority Manager]をクリックします。
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をクリックして、Modifyモードに変更します。
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[Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。
[優先ポート制御]画面が表示されます。
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[WWN]タブを選択します。
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画面右上のドロップダウンリストから[All]を選択します。
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画面左上のツリーで、接続しているホストバスアダプタが32個を超えたポートをダブルクリックします。
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ポートの下に表示されている[モニター対象]をダブルクリックして展開します。
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モニタリングの対象外としたいホストバスアダプタのWWNを右クリックして、ポップアップメニューから[WWN削除]を選択します。
1つのホストバスアダプタが複数のポートに接続している場合、[WWN削除]ポップアップメニューを選択すると、そのポートとのトラフィックだけをモニター対象外にするか、または、すべてのポート下でそのホストバスアダプタをモニター対象外にするかを確認するメッセージが表示されます。
選択したホストバスアダプタがSPMグループに登録されている場合は、先にSPMグループから削除するように指示するメッセージが表示されます。SPMグループに登録されているホストバスアダプタ(WWN)は、削除できません。
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ホストバスアダプタを削除してよいかどうかを確認するメッセージに対して、[OK]をクリックします。
削除したホストバスアダプタ(WWN)が、[モニター対象外]の下に表示されます。
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[優先ポート制御]画面で[適用]をクリックします。
今までの設定内容がストレージシステムに適用されます。