Hitachi

 パフォーマンス最適化 クイックリファレンス 


1.11.3 ポートに優先度を設定する

背景

ホストバスアダプタとポートが1対1で接続されている場合は、優先度の高いホストバスアダプタと優先ポートの間のトラフィック、および優先度の低いホストバスアダプタと非優先ポートの間のトラフィックを測定する必要があります。

優先ポート優先ポートとは処理の優先度の高いポート、非優先ポート非優先ポートとは処理の優先度の低いポートです。優先度の高いホストバスアダプタに接続しているポートは優先ポートに、優先度の低いホストバスアダプタに接続しているポートは非優先ポートに設定します。

前提条件

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、[性能モニタ]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[性能モニタ]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [分析]ツリーから[性能モニタ]を選択します。

  2. Server Priority Manager]をクリックします。

  3. [図データ]をクリックして、Modifyモードに変更します。

  4. Server Priority Manager]画面で[Server Priority Manager]をクリックします。

    [優先ポート制御]画面が表示されます。

  5. [ポート]タブが表示されていることを確認します。

  6. 画面右上のドロップダウンリストから[All]を選択します。

  7. リストで、優先度の高いポートを選択して右クリックし、ポップアップメニューから [Non-Prio. ->> Prio.]を選択します。

    優先度の高いポートが複数ある場合は、この操作を繰り返します。 ポートの[属性]欄に[Prio.]という表示が現れます。

  8. リストで、優先度の低いポートを選択して右クリックし、ポップアップメニューから[Prio. ->> Non-Prio.]を選択します。

    優先度の低いポートが複数ある場合は、この操作を繰り返します。

    ポートの[属性]欄に[Non-Prio.]という表示が現れます。

    [Non-Prio.]に設定したポートに対しては、上限値を設定する必要があります。

  9. [適用]をクリックします。

    今までの設定内容がストレージシステムに適用されます。