Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


3.4.3 容量拡張設定を変更する

背景

選択したパリティグループの容量拡張設定を変更する方法を次に示します。

メモ

プールに使用されているパリティグループの容量拡張設定を無効から有効に変更した場合、プールを構成する容量拡張設定が有効なパリティグループ1つにつき、プールの容量が約120GB減少します。プールの容量が減少するまで、時間がかかることがあります。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で対象のパリティグループを表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[パリティグループ]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    1. 次の(1)または(2)の方法でタブを表示します。

      (1)ストレージシステムの全パリティグループを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択し、[パリティグループ]タブを表示します。

      (2)Internal単位でパリティグループを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択し、[Internal]を選択し、[パリティグループ]タブを表示します。

    2. 対象のパリティグループを選択します。

  2. 容量拡張設定の設定を[有効]から[無効]に変更する場合、対象パリティグループをフォーマットします。

  3. 次のどれかの方法で[パリティグループ編集]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • 対象のパリティグループを選択して[パリティグループ編集]をクリックします。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    1. 対象のパリティグループを選択します。

    2. 次の(1)または(2)の方法で、[パリティグループ編集]画面を表示します。

      (1)[他のタスク]-[パリティグループ編集]をクリックします。

      (2)[アクション]メニューから[パリティグループ管理]-[パリティグループ編集]を選択します。

  4. [容量拡張]のチェックボックスを選択して、[有効]または[無効]を選択します。

    パリティグループに容量拡張設定を設定する場合は[有効]を選択します。設定しない場合は[無効]を選択します。初期値は、選択したパリティグループに設定されている値です。

    注意

    容量拡張設定を[無効]から[有効]に変更する場合、プール作成のガイドラインに基づいてデータ量の削減効果が見込めることを必ず確認してください。再度、パリティグループの容量拡張設定を[無効]に戻す場合、パリティグループをフォーマットする必要があります。

  5. [完了]をクリックします。

  6. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  7. [適用]をクリックします。

    タスクが登録され、[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークが付いている場合は、[タスク]画面が表示されます。

なお、容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVを使用したプールについては「3.3.5 パリティグループの容量拡張設定有効時のプール構築ガイドライン」を参照してください。