Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.18.9 関連コンテンツ(パリティグループ作成とスペアドライブ割り当て)

〈この項の構成〉

(1) パリティグループを指定してLDEVを閉塞する

背景

パリティグループに含まれるすべてのLDEVを閉塞します。

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(プロビジョニング)ロール

操作手順

  1. 次のどれかの方法でタブを表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[パリティグループ]を右クリックし、[System GUI]を選択します。[パリティグループ]タブを表示します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • ストレージシステムの全パリティグループを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択し、[パリティグループ]タブを表示します。

    • Internal単位またはExternal単位でパリティグループを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択し、[Internal]または[External]を選択し、[パリティグループ]タブを表示します。

  2. 対象のパリティグループを探し、テーブルの[LDEV状態]欄でLDEVの状態を確認します。

    [Blocked]と表示されている場合、LDEVは閉塞状態です。

  3. [Blocked]と表示されていないパリティグループを選択します。

  4. 次のどちらかの方法で、[LDEV閉塞]画面を表示します。

    • [他のタスク]-[LDEV閉塞]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[LDEV閉塞]を選択します。

  5. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  6. [適用]をクリックします。

    タスクが登録され、[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークが付いている場合は、[タスク]画面が表示されます。

(2) スペアドライブ割り当てウィザード

(a) [スペアドライブ割り当て]画面

[図データ]

[利用可能なドライブ]テーブル

各ユーザに割り当てられているドライブだけが表示されます。

項目

説明

ドライブボックス

ドライブボックスが表示されます。

ロケーション

ドライブボックスの位置が表示されます。

ドライブタイプコード

ドライブ種別のコードが表示されます。

[追加]ボタン

[利用可能なドライブ]テーブルで行のチェックボックスを選択してボタンをクリックすると、選択したドライブが[選択したスペアドライブ]テーブルに追加されます。

[削除]ボタン

[選択したスペアドライブ]テーブルで行のチェックボックスを選択してボタンをクリックすると、選択したドライブが[利用可能なドライブ]テーブルに移動します。

[選択したスペアドライブ]テーブル

項目

説明

ドライブボックス

ドライブボックスが表示されます。

ロケーション

ドライブボックスの位置が表示されます。

ドライブタイプコード

ドライブ種別のコードが表示されます。

(b) [設定確認]画面

[図データ]

[割り当てたスペアドライブ]テーブルまたは[解除したスペアドライブ]テーブル

項目

説明

ドライブボックス

ドライブボックスが表示されます。

ロケーション

ドライブボックスの位置が表示されます。

ドライブタイプコード

ドライブ種別のコードが表示されます。

メモ

この[設定確認]画面の説明は単一のタスクを実行したケースを表示しています。複数のタスクを連結して実行した場合には、すべての設定項目が画面上に表示されます。項目の内容を確認したい場合には、[戻る]で各[設定]画面へ戻り、ヘルプボタンをクリックして参照してください。

(3) パリティグループ編集ウィザード

(a) [パリティグループ編集]画面

[図データ]

項目

説明

容量拡張

パリティグループに容量拡張設定を設定します。容量拡張設定が使用できるドライブが選択されている場合、設定できます。

[有効]:容量拡張設定を使用します。

[無効]:容量拡張設定を使用しません。

コピーバックモード

パリティグループにコピーバックモードを設定します。

[有効]:障害が発生したドライブが交換されたときにコピーバックを実行します。

[無効]:コピーバックモードを使用しません。

(b) [設定確認]画面

[図データ]

[選択されたパリティグループ]テーブル

項目

説明

パリティグループID

パリティグループIDが表示されます。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

ドライブタイプコード

ドライブ種別のコードが表示されます。

ドライブタイプ/RPM

ドライブ種別とRPM(回転数)が表示されます。

この項目は、VSP E990の場合[ドライブタイプ/インターフェース]と表示されます。

容量拡張

容量拡張設定の情報が表示されます。

[有効]:容量拡張設定が有効です。

[無効]:容量拡張設定が無効です。

コピーバックモード

コピーバックモードの情報が表示されます。

[有効]:コピーバックモードが有効です。

[無効]:コピーバックモードが無効です。

メモ

この[設定確認]画面の説明は単一のタスクを実行したケースを表示しています。複数のタスクを連結して実行した場合には、すべての設定項目が画面上に表示されます。項目の内容を確認したい場合には、[戻る]で各[設定]画面へ戻り、ヘルプボタンをクリックして参照してください。

(4) [パリティグループフォーマット]画面

[図データ]

[選択したパリティグループ]テーブル

項目

説明

パリティグループID

パリティグループIDが表示されます。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

[*]:分散パリティグループです。

[-]:RAIDレベルが設定されていません。

容量

LDEVの容量が表示されます。

ドライブタイプ / RPM

ドライブ種別と回転数が表示されます。[ドライブタイプ/RPM]が設定されていない場合は、[-]が表示されます。

この項目は、VSP E990の場合[ドライブタイプ/インターフェース]と表示されます。

(5) [パリティグループ削除]画面

[図データ]

[選択されたパリティグループ]テーブル

項目

説明

パリティグループID

パリティグループIDが表示されます。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

容量

パリティグループの容量が表示されます。

LDEV数

パリティグループ内のLDEV数が表示されます。

ドライブタイプコード

ドライブ種別のコードが表示されます。

ドライブタイプ/RPM

ドライブ種別とRPM(回転数)が表示されます。

この項目は、VSP E990の場合[ドライブタイプ/インターフェース]と表示されます。

(6) [LDEV閉塞]画面

[図データ]

[選択したLDEV]テーブル

項目

説明

LDEV ID

LDKC番号、CU番号、およびLDEV番号の組み合わせが表示されます。

LDEV名

LDEVの名称が表示されます。

パリティグループID

パリティグループIDが表示されます。

プール名(ID)

プール名(プールID)が表示されます。

容量

LDEVの容量が表示されます。

プロビジョニングタイプ

LDEVの種別が表示されます。

[Basic]:内部ボリュームです。

DP]:Dynamic Provisioningの仮想ボリュームです。

[外部ボリューム]:外部ボリュームです。

[Snapshot]:Thin Imageのボリュームです。

[ALU]:ALU属性のLDEVです。

属性

LDEVの属性が表示されます。

[コマンドデバイス]:コマンドデバイスです。

[リモートコマンドデバイス]:リモートコマンドデバイスです。

[ALU]:ALU属性のLDEVです。

[SLU]:SLU属性のLDEVです。

[データダイレクトマップ]:データダイレクトマップ属性のLDEVです。

[重複排除用システムデータボリューム(フィンガープリント)]:重複排除用システムデータボリューム(フィンガープリント)です。

[重複排除用システムデータボリューム(データストア)]:重複排除用システムデータボリューム(データストア)です。

[-]:属性が設定されていないLDEVです。