Hitachi

 ボリュームセキュリティ クイックリファレンス 


3.2.5 シュレッディング条件を設定する

背景

[書き込みデータパターン編集]画面でシュレッディング条件(シュレッディング操作でボリュームのデータを消去するときの条件)を設定できます。シュレッディング条件は、デフォルト値とユーザーが指定する値があります。ユーザーが指定したシュレッディング条件の情報は、[LDEV消去]画面が表示されている間は保持されます。シュレッディング条件を設定する手順を次に示します。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で、[LDEV消去]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ボリューム]を右クリックし、[System GUI]を選択します。[LDEV]タブでシュレッディング対象のボリュームを選択して[データ消去]をクリックします。

    Storage Navigatorの[論理デバイス]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。[LDEV]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[他のタスク]‐[データ消去]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。[LDEV]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[アクション]メニューから[論理デバイス管理]‐[データ消去]を選択します。

    Storage Navigatorの[パリティグループ]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択します。[パリティグループ]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[他のタスク]‐[データ消去]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択します。[パリティグループ]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[アクション]メニューから[論理デバイス管理]‐[データ消去]を選択します。

    Storage Navigatorの[Internal]/[External]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択して[Internal]または[External]をクリックします。

      [パリティグループ]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[他のタスク]‐[データ消去]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択して[Internal]または[External]をクリックします。

      [パリティグループ]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[アクション]メニューから[論理デバイス管理]‐[データ消去]を選択します。

    Storage Navigatorの[プール]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択して対象のプールをクリックします。

      [仮想ボリューム]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[他のタスク]‐[データ消去]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択して対象のプールをクリックします。

      [仮想ボリューム]タブでシュレッディング対象のボリュームのチェックボックスを選択して[アクション]メニューから[論理デバイス管理]‐[データ消去]を選択します。

  2. [データパターン編集]をクリックします。

    [書き込みデータパターン編集]画面が表示されます。

  3. [データパターン]を選択します。

    任意の値を設定する場合は[データパターン(ユーザ設定)]を選択して、以降の手順を実行してください。

    注意

    フラッシュモジュールドライブの場合は、[ランダム値]を選択します。

  4. 任意の値を設定する場合、[ランダム値]または[定義値]のオプションを選択します。

    [ランダム値]を選択した場合は、[追加]をクリックします。[データパターン(ユーザ設定)]テーブルに項目が追加されます。

  5. [定義値]を選択した場合は、テキストボックスにダミーデータを入力します。[追加]をクリックしてください。[データパターン(ユーザ設定)]テーブルに項目が追加されます。なお、データを完全に削除できないことがあるため、ダミーデータは3個以上入力してください。[データパターン(ユーザ設定)]テーブルの項目が3個未満でも、シュレッディングは実行できますが、ボリューム内のデータを完全に消去できないおそれがあるため、推奨しません。

  6. [データパターン(ユーザ設定)]テーブルの項目を削除する場合は、[クリア]をクリックしてください。

  7. [OK]をクリックします。

    [書き込みデータパターン編集]画面が閉じます。以上でシュレッディング条件の設定は完了です。