Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


2.5.19 プールから階層を削除する

背景

プールから階層を削除するには、削除する階層内のすべてのプールボリュームを削除します。プールボリュームを削除すると、実行中の階層再配置は中止され、削除完了後に周期処理が再開されます。

メモ

プールを削除すると、プールボリュームだったボリューム(LDEV)が閉塞します。LDEVをフォーマットしてから再利用してください。

メモ

次の作業を実行しているときはプールボリュームを削除できません。

  • プール削除

  • プール容量拡張

  • プール容量縮小

  • プール回復

  • プール容量の縮小中止

  • しきい値変更

  • プール容量の最適化

  • 外部LDEVの階層ランクの変更

メモ
  • プールボリュームを削除することでプールのしきい値を超える場合は、プールボリュームを削除することはできません。

  • システムプールボリュームを削除する場合、対象のプールに4.2GB以上の空き領域が必要です。対象プールの空き領域が前述のサイズ未満の場合、システムプールボリュームは削除できません。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で[プール]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[DPプール]を右クリックし、[System GUI]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択します。

  2. 削除するプールボリュームが含まれている各プールを選択します。

    プールの情報が表示されます。

  3. [プールボリューム]タブを選択し、削除する階層に含まれるすべてのプールボリュームの行のチェックボックスを選択します。

    [縮小可能]が非該当のプールボリュームは削除できません。

    複数のプールボリュームを選択できます。

  4. 次のどちらかの方法で、[プール縮小]画面を表示します。

    • [プール縮小]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[プール管理]-[プール縮小]を選択します。

  5. [プール縮小]画面で、[タスク名]にタスク名を入力します。

    [縮小結果予測]テーブルに、縮小前と縮小後の詳細(プール容量、プール使用量、使用率、空き容量)が表示されます。

  6. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。

    設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  7. [タスク]画面で、操作結果を確認します。

    実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。