1.6.10 仮想ボリュームを削除する
背景
- 注意
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データダイレクトマップ属性の仮想ボリュームを削除する場合、事前に次の操作を実行してください。
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[LDEV閉塞]画面を使用して、削除対象のデータダイレクトマップ属性の仮想ボリュームを閉塞します。
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手順1で閉塞させた仮想ボリュームに関連づけられている、データダイレクトマップ属性の外部ボリュームへの接続を切断します(外部ストレージシステムの切断または外部ボリュームの切断を実行します)。
データダイレクトマップ属性の外部ボリュームへの接続を切断することにより、プールボリューム閉塞を示すSIM RC=627xxx(xxx はプールID)が出力される可能性があります。
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- メモ
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容量削減の設定が有効な仮想ボリュームを削除する操作をした場合、仮想ボリュームの削除中または削除後すぐに別の操作をすると、それらの操作が失敗する可能性があります。別の操作が失敗した場合、しばらく待ってから再操作してください。
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LDEVの削除処理の途中でプールの使用量が枯渇しきい値に達したとき、削除処理は一時的に停止します。その場合、出力されたSIMコードの対策を実施してください。これによってプール容量が確保されると、削除処理が再開されます。
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重複排除用システムデータボリュームは、[LDEV削除]画面で削除できません。次の場合に重複排除用システムデータボリュームは削除されます。
すべての[重複排除および圧縮]の仮想ボリュームをプールから削除する
プール内のすべての[重複排除および圧縮]の仮想ボリュームの容量削減の設定を、[LDEV編集]画面で[無効]に変更する
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前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(プロビジョニング)ロール
操作手順
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次のどれかの方法で[LDEV削除]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ボリューム]を右クリックし、[System GUI]を選択します。[LDEV]タブで削除する仮想ボリュームを選択し、[他のタスク]-[LDEV削除]をクリックします。
Storage Navigatorの[論理デバイス]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。[LDEV]タブで削除する仮想ボリュームのチェックボックスを選択し、[他のタスク]-[LDEV削除]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。[LDEV]タブで削除する仮想ボリュームのチェックボックスを選択し、[アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[LDEV削除]を選択します。
Storage Navigatorの[プール]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択し、対象のプールをクリックします。[仮想ボリューム]タブで削除する仮想ボリュームを選択し、[他のタスク]-[LDEV削除]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[プール]を選択し、対象のプールをクリックします。[仮想ボリューム]タブで削除する仮想ボリュームを選択し、[アクション]メニューから[論理デバイス管理]-[LDEV削除]を選択します。
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[LDEV削除]画面で、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックします。
- 注意
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容量削減機能が有効な仮想ボリュームの削除中にSVPまたはStorage Navigatorのサブ画面のModifyモードと競合すると、削除処理が完了せず[容量削減状態]が[Deleting Volume]のままになってしまうおそれがあります。
この場合、SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面をViewモードに変更してください。