4.5.5 パス障害メッセージ抑制情報の設定
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
dlnkmgr [-s ホスト名 -u ユーザー名 -p パスワード] set
{-pfs on [-intvl パス障害メッセージ抑制間隔] [-num パス障害メッセージ抑制回数]
|-pfs off}
(2) パラメーター
- pfs:{ON|OFF}
パス障害メッセージ抑制機能の有効無効設定。初期値はOFF(無効)です。
ON :有効にする。
OFF:無効にする。
- パス障害メッセージ抑制間隔
障害要因設定コードで指定した要因のパス障害メッセージを抑制する間隔を秒単位で指定します。0~3600の値を指定します。デフォルト値は10秒です。0を指定した場合,間隔での抑制は行いません。
ここで指定したパス障害メッセージ抑制間隔内に監視障害要因設定コードで指定した要因のパス障害が複数回発生した場合,2回目以降のメッセージを抑制します。抑制間隔を超えて障害が発生した時点で,抑制したメッセージを抑制した回数とともに出力した後,抑制を解除します。
- パス障害メッセージ抑制回数
障害要因設定コードで指定した要因のパス障害メッセージを抑制する回数を指定します。0または10~3600000の値を指定します。デフォルト値は3000です。0を指定した場合,回数での抑制は行いません。
ここで指定したパス障害メッセージ抑制回数内に監視障害要因設定コードで指定した要因のパス障害が複数回発生した場合,2回目以降のメッセージを抑制します。抑制回数を超えて障害が発生した時点で,抑制したメッセージを抑制した回数とともに出力した後,抑制を解除します。
(3) 使用例
パス障害メッセージ抑制機能を有効化し,抑制条件としてパス障害メッセージ抑制間隔(5分),パス障害メッセージ抑制回数(1000回)とする場合の使用例を示します。
PROMPT>dlnkmgr -s ホスト名 -u ユーザー名 -p パスワード set -pfs on -intvl 300 -num 1000 KAPL01049-I オペレーションを開始します。オペレーション名 = set。よろしいですか? [y/n]:y KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = set, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss PROMPT>
(4) 注意事項
同一障害要因でも障害を検出したSCSIコマンドが異なる場合は,別の障害要因として扱われます。
メッセージを抑制するパス障害要因はホストステータス,プラグインステータス,デバイスステータス,センスキーごとに最大20です。20を超えて障害が発生した場合は,最古の障害要因の抑制を解除し,新たに発生した障害要因のメッセージを抑制対象とします。
設定したパラメーター値はHDLMの更新インストール,再インストール後も引き継がれます。