Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)


8.8 KAPL08001~KAPL09000

この節で説明するメッセージの言語種別には,英語,または日本語が選択できます。デフォルトでは,英語のメッセージが出力されます。メッセージの言語種別は,LANG環境変数の値に従います。LANG環境変数の値と,出力メッセージの言語種別の対応を次の表に示します。

表8‒9 LANG環境変数の値と出力メッセージの言語種別

対象OS

LANG環境変数の値

出力メッセージの言語種別

Red Hat Enterprise Linux

ja_JP.UTF-8

日本語(UTF-8コード)

ja_JP.UTF-8以外

英語(ASCIIコード)

SUSE LINUX Enterprise Server

ja_JP.eucJP

日本語(EUCコード)

ja_JP.eucJP以外

英語(ASCIIコード)

LC_ALL環境変数関数やLC_CTYPE環境変数に,LANG環境変数で指定した以外の言語種別を指定していないか確認してください。LC_ALL環境変数関数やLC_CTYPE環境変数と,LANG環境変数に指定された言語種別が異なる場合は,英語のメッセージが出力されます。この注意事項は,HDLMがサポートするすべてのLinuxが対象となります。

メッセージID

メッセージテキスト

説明

KAPL08019-E

パス(aa...aa)が障害(bb...bb)を検知しました。(cc...cc)

The path (aa...aa) detected an error (bb...bb). (cc...cc)

説明

断線などによって,パスで障害が発生しました。

aa...aa:パス識別子(16進数)

bb...bb:エラーコード(16進数)

  • パスヘルスチェック,またはonlineオペレーションによって障害が検出された場合

    0x000F0000が表示されます。

  • I/Oエラーによって障害が検出された場合

    OSのエラーコードが表示されます。

cc...cc0x00000000固定

対処

障害を検知したパスを確認してください。

KAPL08022-E

パスの異常が発生しました。ErrorCode = aa...aa, PathID = bb...bb, PathName = cc...cc.dd...dd.ee...ee.ff...ff, DNum = gg...gg, HDevName = hh...hh

A path error occurred. ErrorCode = aa...aa, PathID = bb...bb, PathName = cc...cc.dd...dd.ee...ee.ff...ff, DNum = gg...gg, HDevName = hh...hh

説明

物理的または論理的なパス障害が発生しました。

aa...aa:エラーコード(16進数)

  • パスヘルスチェック,またはonlineオペレーションによって障害が検出された場合

    0x000F0000が表示されます。

  • I/Oエラーによって障害が検出された場合

    0x00000000が表示されます。

bb...bb:パスID(view -pathのPathIDと同じ)(10進数)

cc...ccホストポート番号view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

dd...dd:バス番号(view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

ee...ee:ターゲットID(view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

ff...ffホストLU番号view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

gg...gg:Dev番号(view -pathのDNumと同じ)(10進数)

hh...hh:ホストデバイス名(view -pathのHDevNameと同じ)

対処

パスで障害が発生したおそれがあります。「5.3 パス障害時の対処」を参照して,メッセージ中に表示されたパスを稼働状態にしてください。

PathNameのターゲットIDの値が,0000000000000100以上で表示されるOffline(E)のパスは, onlineコマンドもしくは,自動フェイルバック機能では稼働状態になりません。 このパスをオンラインにするためには,dlmcfgmgr ユティリティ(dlmcfgmgr -r)を実行してください。

KAPL08023-I

パスを回復しました。PathID = aa...aa, PathName = bb...bb.cc...cc.dd...dd.ee...ee, DNum = ff...ff, HDevName = gg...gg

A path was recovered. PathID = aa...aa, PathName = bb...bb.cc...cc.dd...dd.ee...ee, DNum = ff...ff, HDevName = gg...gg

説明

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)(10進数)

bb...bbホストポート番号view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

cc...cc:バス番号(view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

dd...dd:ターゲットID(view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

ee...eeホストLU番号view -pathのPathNameと同じ)(16進数)

ff...ff:Dev番号(view -pathのDNumと同じ)(10進数)

gg...gg:ホストデバイス名(view -pathのHDevNameと同じ)

対処

特にありません。

KAPL08026-E

LUへの全てのパスで障害が発生しています。PathID = aa...aa

An error occurred on all the paths of the LU. PathID = aa...aa

説明

断線などによって,1つのLUに対する最後のパスで障害が発生しました。

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)(10進数)

対処

LUに対するすべてのパスで障害が発生しました。「5.3 パス障害時の対処」を参照して,メッセージ中に表示されたパス,および該当LUに対するそのほかのパスを稼働状態にしてください。

KAPL08027-E

パスを自動フェイルバック対象から除外しました。PathID = aa...aa

A path was excluded from the items subject to automatic failback. PathID = aa...aa

説明

該当パスに間欠障害が発生していると判断したため,自動フェイルバックの対象外としました。

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)(10進数)

対処

間欠障害が発生しています。パスで障害が発生したおそれがあります。「5.3 パス障害時の対処」を参照して,メッセージ中に表示されたパスを稼働状態にしてください。

KAPL08032-I

パスを回復しました。PathID = aa...aa

A path was recovered. (PathID = aa...aa)

説明

パスがOnlineになりました。

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)(10進数)

対処

特にありません。

KAPL08036-W

パス(aa...aa)でInquiry Page.E2h(00h)の取得に失敗しました。

Failed to get Inquiry Page.E2h(00h) in path (aa...aa).

説明

メッセージ中に示すパスのInquiryデータの取得に失敗しました。

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)

対処

パスの状態を確認してください。障害を取り除いた後に,dlnkmgr refreshコマンドを実行してください。

KAPL08037-W

パス(aa...aa)でInquiry Page.E2h(01h)の取得に失敗しました。

Failed to get Inquiry Page.E2h(01h) in path (aa...aa).

説明

メッセージ中に示すパスのInquiryデータの取得に失敗しました。

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)

対処

パスの状態を確認してください。障害を取り除いた後に,dlnkmgr refreshコマンドを実行してください。

KAPL08038-W

パス(aa...aa)でInquiry Page.E2h(02h)の取得に失敗しました。

Failed to get Inquiry Page.E2h(02h) in path (aa...aa).

説明

メッセージ中に示すパスのInquiryデータの取得に失敗しました。

aa...aa:パスID(view -pathのPathIDと同じ)

対処

パスの状態を確認してください。障害を取り除いた後に,dlnkmgr refreshコマンドを実行してください。