7.5.2 パラメーター
- -f
使用中のHDLMデバイスを名称変更の対象にする場合に指定します。
コマンド実行後にホストの再起動が必要です。
- -o
現在のiLUとHDLMデバイス名の対応関係をデバイス名変更定義ファイル(/etc/opt/DynamicLinkManager/dlmchname.conf)に出力します。
既存のデバイス名変更定義ファイルは3世代分バックアップされます。
補足事項
パラメーターを指定しないでdlmchnameユーティリティーを実行した場合,HDLMが管理するすべてのパスの統計情報(I/O回数,I/O障害回数)の値が初期値(0)になります。
-fパラメーターを指定しない場合,使用中のHDLMデバイス名は変更できません。
システムディスクのように運用中にオフラインにできないディスクの場合は,-fパラメーターを使用してHDLMデバイス名変更ユーティリティーを実行し,ホストを再起動することで名称を変更できます。
-fパラメーターを指定してHDLMデバイスを名称変更した場合,ホストを再起動するまでは次の制限があります。
dlmcfgmgrユーティリティーの実行時にエラーが発生します。
I/Oは変更前のHDLMデバイス名で行われます。
LVMのボリュームグループを構成しているHDLMデバイスの名称を変更した場合は,dlmchnameユーティリティーの実行後にvgscanコマンドを実行してください。
HDLMデバイスが構成されていない場合,dlmchnameユーティリティーは実行できません。