3.25.7 KVMの設定解除
KVMを使用している場合,HDLMデバイスをハードウェア設定ファイル(/etc/libvirt/qemu/ドメイン名.xml)から削除する必要があります。ハードウェア設定ファイルについてはOSのマニュアルを参照してください。
ここでは,virshコマンドを使った手順を説明します。
次のコマンドを実行して,ゲストOSのドメイン名と動作状態を確認します。
# virsh list --all Id Name State ---------------------------------- 1 domK running
下線部がドメイン名です。
ゲストOSが動作中の場合は,ゲストOSを停止します。
ゲストOSの停止方法については,OSのマニュアルを参照してください。
HDLMデバイスを削除する場合は,ハードウェア設定ファイルからHDLMデバイスを削除します。
HDLMデバイス(/dev/sddlmac)を削除する場合,次の記述を削除します
<disk type='block' device='disk'> <source dev='/dev/sddlmac'/> <target dev='hdb' bus='ide'/> </disk>
HDLMデバイスを使用した環境からSCSIデバイスを使用した環境に移行する場合は,ハードウェア設定ファイルに登録されているHDLMデバイスをSCSIデバイスに変更します。
HDLMデバイス(/dev/sddlmad)からSCSIデバイス(/dev/sda)に移行する場合のハードウェア設定ファイルの変更例を次に示します。
- 変更前
<source dev='/dev/sddlmad'/>
- 変更後
<source dev='/dev/sda'/>
SCSIデバイスに対応するHDLMデバイスは,「4.4.5 HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を確認する」を参照して確認してください。
次のコマンドを実行して,ハードウェア設定ファイルの内容を有効にします。
# virsh define /etc/libvirt/qemu/domK.xml
ゲストOSを起動します。
ゲストOSの起動方法については,OSのマニュアルを参照してください。