Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)


2.4 プログラム構成

HDLMは幾つかのプログラムを組み合わせて動作します。HDLMの操作には各プログラムが関わってくるため,それぞれの名称,位置づけ,役割を把握しておいてください。

HDLMのプログラム構成を次の図に示します。

図2‒4 HDLMのプログラム構成
[図データ]

各プログラムの役割を次の表に示します。

表2‒4 HDLMの各プログラムの役割

プログラム名

役割

HDLMコマンド

コマンドを使った次の機能を提供します。

  • パスの管理

  • 障害情報の表示

  • HDLMの動作環境の設定

HDLMユティリティ

ティリティを使った次の機能を提供します。

  • 障害情報の収集

  • HDLMデバイスの構成定義

  • HDLMデバイスをブートディスクとして使用可能にする

  • パーシステントリザーブの解除

  • HDLMのフィルタドライバに対する設定

  • HDLMのインストール後に実行する操作の一括処理

  • HDLMの情報を再登録する

  • HDLMのインストール時に発生した障害情報の収集

  • HDLMのインストール

HDLMマネージャ

次の機能を提供します。

  • HDLMの動作環境の設定

  • パスヘルスチェックと自動フェルバックの実行要求

  • 障害ログの採取

HDLMアラートドライバ

HDLMドライバが採取するログ情報をHDLMマネージャに通知します。ドライバ名はsddlmadrvです。

HDLMドライバ

機能の制御,パスの管理,および障害検知をします。

HDLMドライバの構成は次のとおりです。

  • コアロジック部

    HDLMの基本機能を制御します。

  • フィルタ

    I/Oを送受信します。ドライバ名はsddlmfdrvです。