Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)


3.4.3 HDLMデバイスについての注意事項

  • HDLMデバイスを構成する物理ボリュームを指定した状態で,次のコマンドを実行しないでください。

    • HDLMデバイスが使用可能な状態でのchdevコマンド

    • rmdevコマンド

    • ボリュームグループを操作するためのコマンド(extendvgimportvgmirrorvgmkvgrecreatevgreducevgrestvgsyncvgunmirrorvg

    • rendevコマンド

    なお,HDLMデバイスを構成する物理ボリュームに対する上記の操作を避けるため,物理ボリュームを指定した操作に対してエラーを返すように設定できます。この設定をした場合,HDLMデバイスが使用可能な状態で,HDLMデバイスを構成している物理ボリュームに対して,rmdevchdevまたはボリュームグループ操作コマンドを実行すると,エラーとなります。設定手順については,「4.1.6 物理ボリューム(hdisk)指定操作の注意事項およびエラーチェック」を参照してください。

  • pvidを持たない物理ボリューム(hdiskn)に,ボリュームグループを作成してからHDLMデバイスを構成した場合,ボリュームグループとHDLMデバイスの論理デバイスファイル(dlmfdrvn)の関係が見えなくなることがあります。この場合,次のコマンドを実行して,dlmfdrvnにpvidを作成してください。

     # chdev -l dlmfdrvn -a pv=yes 
  • HDLMデバイスが構成された物理ボリューム(hdiskn)にpvidが割り当てられた場合,パス管理が正常に行えないことがあります。次の手順で物理ボリューム(hdiskn)のpvidを削除し,HDLMデバイスだけにpvidを割り当ててください。

    /usr/DynamicLinkManager/bin/dlmvaryoffvg ボリュームグループ名
    # chdev -l dlmfdrvn -a pv=yes
  • HDLMデバイスが構成されたディスクを,アプリケーションからHDLMデバイスを指定して直接アクセスする場合は,HDLMデバイスのスペシャルファイル名(/dev/dlmfdrvnまたは/dev/rdlmfdrvn)を指定してください。HDLMデバイスとディスクの対応は,-drvパラメーターを付加したviewオペレーションの実行結果で確認してください。なお,ユーザープログラムおよびアプリケーションから,HDLMデバイスで構成されたディスクをHDLMデバイスとして指定して直接アクセスする場合にはroot権限が必要ですが,LU単位リザーブ機能を使用することで,root権限がないユーザーからアクセスできます。ただし,LU単位リザーブ機能でリザーブを抑止すると排他制御が実行されないため,複数サーバーから同時アクセスしないように運用してください。

    LU単位リザーブ機能の設定方法は「3.9 LU単位リザーブ機能の設定」を参照してください。

  • 物理ボリューム(hdisk)を定義済みにする場合,対応するHDLMデバイスを削除するか定義済みにしてから,物理ボリューム(hdisk)を定義済みにしてください。また,物理ボリューム(hdisk)を削除する場合,対応するHDLMデバイスを削除してから物理ボリューム(hdisk)を削除してください。

  • HDLMデバイスの論理デバイスファイルのうち,ブロック型デバイスファイルは/dev/dlmfdrvn,キャラクター型デバイスファイルは/dev/rdlmfdrvnになります。

  • ストレージシステムからLUを削除する場合,対応するHDLMデバイス(dlmfdrvn)と物理ボリューム(hdiskn)を削除してから行ってください。

  • 次のコマンドに物理ボリュームを指定して実行する場合は,物理ボリューム名にHDLMデバイスを指定してください。

    • chpvコマンド

    • extendlvコマンド

    • lslvコマンド

    • lspvコマンド

    • migratepvコマンド

    • mklvコマンド

    • mklvcopyコマンド

    • replacepvコマンド

    • rmlvcopyコマンド

    • splitlvcopyコマンド

  • 物理ボリューム(hdisk)の最大転送サイズ(max_transfer)は,1つのLUに接続するすべてのパスで同じ値に設定してください。chdevコマンドにHDLMデバイスを指定して実行すると,1つのLUに接続するすべてのパスの最大転送サイズ(max_transfer)を同じ値に設定できます。

    コマンドの実行例を次に示します。この例は,dlmfdrvn配下にあるすべてのパスの最大転送サイズ(max_transfer)を,0x80000に設定した場合の例です。

     # chdev -l dlmfdrvn -a max_transfer=0x80000 
  • HDLMデバイスを構成する物理ボリュームの論理デバイスファイル名を,rendevコマンドを用いて変更する場合,HDLMデバイスをいったん削除したあとにデバイス名の変更を実行し,HDLMデバイスを再構成してください。

  • rendevコマンドを用いてHDLMデバイスまたはSCSIデバイスの論理デバイスファイル名を変更する場合,次の文字が使用できます。

    A~Z,a~z,0~9,_

    ただし,次の名称を指定しないでください。

    • hdlmn

    • dlmfdrvio

    • rdlmfdrvn

    • rdlmfdrvio

    • dlmadrv

  • ターゲットディスクとしてHDLMデバイスを指定した状態で,次のコマンドを実行しないでください。

    • alt_disk_copy

    • nim -o alt_disk_install -a source=mksysb

    • nim -o alt_disk_install -a source=rootvg



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