Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)


3.4.2 アップグレードまたは再インストールについての注意事項

  • HDLM 05-00以前からアップグレードインストールした場合,HDLMデバイスの論理デバイスファイルと物理ボリュームの対応,およびインスタンス番号が,次のように変わります。

    HDLM 05-00以前の場合

    HDLMデバイスの論理デバイスファイル(dlmfdrvn):物理ボリューム(hdiskn)=1:1

    インスタンス番号は同一です。

    例:HDLMデバイスの論理デバイスファイルdlmfdrv1が,物理ボリュームhdisk1に対応。

    HDLM 05-01以降の場合

    HDLMデバイスの論理デバイスファイル(dlmfdrvn):物理ボリューム(hdiskn)=1:複数

    インスタンス番号は異なります。

    例:HDLMデバイスの論理デバイスファイルdlmfdrv0が,物理ボリュームhdisk1とhdisk4に対応。

  • ドライバーの構成,HDLMの機能の設定についての情報,およびログファイルは,アップグレードまたは再インストール後も引き継がれます。引き継がれる情報の詳細については,「3.5.5 HDLMのアップグレードまたは再インストール」の「表3‒9 アップグレードまたは再インストール時に引き継がれるファイル一覧」を参照してください。

  • HDLM 04-00からアップグレードインストールした場合,HDLM 04-00と一緒にインストールされたHitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリー(HNTRLib)は残ります。Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリー(HNTRLib)は,HDLM以外のプログラムが使用していない場合にだけアンインストールしてください。HDLM以外のプログラムがHNTRLibを使用しているかどうかは,各プログラムのマニュアルや添付資料を参照して確認してください。HNTRLibのアンインストールについては「3.13.5 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリー(HNTRLib)のアンインストール」を参照してください。

  • HDLMデバイスを構成する物理ボリュームのパス情報が不正となることを防止するため,アップグレードまたは再インストール後にエラーチェック機能(dlmodmset -e)の設定をONに変更してください。

  • パス障害が発生中にHDLMのアップグレードまたは再インストールを実行すると,リザーブが解除されないままとなることがあります。この場合,必要に応じてHDLMパーシステントリザーブ解除ユーティリティー(dlmpr)を使用し,リザーブを解除して運用してください。

  • アップグレードまたは再インストールを実行すると,HDLMデバイス名(dlmfdrvn)が変わることがあるため,HDLMデバイスを指定して直接アクセスしているアプリケーションなどの設定の見直しが必要になります。HDLMデバイスとディスクの対応は,-drvパラメーターを付加したviewオペレーションの実行結果で確認してください。

  • 05-01から05-41までのバージョンのHDLMからアップグレードインストールする場合,次の問題があるので注意してください。

    パス情報が不正な状態となっている場合,パスを追加,削除するとカーネルパニックとなることがあります。このため,HDLMデバイス構成チェックユーティリティー(dlmchkdev)で状態を確認してから,HDLMをアップグレードインストールしてください。dlmchkdevユーティリティーは「インストールDVD-ROMのディレクトリー/HDLM_AIX2/hdlmtool/dlmchkdev」から実行できます。dlmchkdevユーティリティーについては,「7.5 dlmchkdev HDLMデバイス構成チェックユーティリティー」を参照してください。

  • NPIV機能による仮想HBAをHDLMデバイスとして使用する環境では,fscsiデバイス名称をOS標準のデバイス名から変更しないでください。fscsiデバイス名称をOS標準のデバイス名から変更している場合,HDLMデバイスを構成できないときがあります。

  • 次のデバイス名称が存在する環境では,HDLMのアップグレードまたは再インストールはできません。

    • hdlmn

    • dlmfdrvn

    • dlmfdrvio

    • rdlmfdrvn

    • rdlmfdrvio

    • dlmadrv

    上記のデバイスを削除,またはデバイス名称を変更してから,HDLMをアップグレードまたは再インストールしてください。

    上記のデバイスが存在するか,確認するコマンドの実行例を次に示します。この例ではdlmfdrvioという名称のデバイスが存在しているか確認します。

    # lsdev -C | grep dlmfdrvio
    dlmfdrvio  使用可能 05-01-02     Hitachi Disk Array (Fibre)
    
    # ls -l /dev | grep dlmfdrvio
    brw-------  1 root   system   25, 33 Jun 06 11:27 dlmfdrvio
    crw-------  1 root   system   25, 33 Jun 06 11:27 rdlmfdrvio

    確認するには上記に示したデバイス名称ごとに,実行例のようにlsdevコマンドとlsコマンドの両方を実行する必要があります。該当するデバイスが存在する場合,コマンド実行結果に該当するデバイスが表示されます。

  • HDLMのアップグレードまたは再インストール時,HDLMデバイスの権限情報は初期化されます。ユーザー個別に権限情報を設定していた場合は,HDLMのアップグレードまたは再インストール後,再設定してください。

  • HDLM性能情報表示ユーティリティー(dlmperfinfo)を実行中の場合は,[Ctrl]+[C]でdlmperfinfoユーティリティーを中止してからアップグレードまたは再インストールを実行してください。



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