Hitachi

 Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(AIX用)


4.1.15 正副ボリュームを同一サーバで参照させる場合の注意事項

正副ボリュームを同一サーバで参照させる運用をする場合には,下記の手順に従ってディスク運用をしてください。

  1. 正副ボリュームをペア化します(paircreate)。

  2. 正副ボリュームを切り離します(pairsplit)。

  3. 副側ボリュームをボリュームグループとして認識させます(dlmrecreatevg)。

    dlmrecreatevgティリティを実行すると,ボリュームグループの特性情報が初期化されます。そのため,必要に応じてボリュームグループの特性の変更(chvg)を行ってください。

  4. 正側ボリューム,副側ボリュームをそれぞれアクセスします。

  5. ボリュームグループをエクスポートし,ボリューム情報を削除します(dlmexportvg)。

  6. 正副ボリュームを再びペア化します(pairresync)。

  7. 正副ボリュームが複数ある場合は,手順2から6までの操作をそれぞれのボリュームに行います。